ブラジルのインスタントラーメン事情。あの有名ブランド名は日本企業と無関係!?
2013年 08月 15日もちろん袋めんの方も、味は現地風。日本でおなじみの味、味噌、醤油、塩味はありません。写真はフランゴ(鶏肉)味とPicanhaピッカーニャ(牛イチボ肉)味。
ちなみにこれらはCremoso(クレモーゾ)と呼ばれる、クリーミィなスープで食べるラーメン。スープの量が少な目で済むタイプというわけです。熱いお湯のスープをすする食べ物にあまりなじみがないブラジルならではの、これも、現地化スタイルです。
ピッカーニャはシュハスコで人気の高いポピュラーな部位。ただ単にCarneカルニ(ビーフ)味もありますが、特定部位に特化した種類のあるところが、これまた、流石ブラジルです。
他にはCarne com Tomateカルニ・コン・トマチ(ビーフ&トマト)味、Baconベーコン味、Galinha Caipiraガリーニャ・カイピーリャ(地鶏)味、Camarãoカマラォン(エビ)味、Legumesレグミス(野菜)、そして、Caldo de Feijãoカウド・ヂ・フェイジョン(フェイジョン)などがあります。お土産でしたら、ブラジルの国民食フェイジョン味はいかがでしょう。
巨大市場ですから競合他社もどんどん出てきています。ラーメンと似た体裁の即席めんスパゲッティ、なんて商品を見かけました。
作っているのは1979年からある老舗のオーガニック食材ブランド、Mãe Terra(マンイ・テーハ)。めんを鍋でゆでて、付属の粉末で味付けするスタイルはラーメンと同じですが、「めんはノンフライなのが、ラーメンと違うところ!」と袋に記されています。
ところで、日清味の素アリメントス社の即席めん、袋をみると、日本でもおなじみの「Nissin」のロゴと並んで「Miojo」のロゴが。ブラジルではインスタントラーメンは、「ミョージョー」と呼ばれています。