サンバの大規模マーケットフェア「カルナヴァーリア-サンバコン」、リオで初開催される
2014年 08月 3日観光省によると(2014年1月)、カルナヴァウ(カーニバル)時期にブラジルは約660万人の観光客を受け入れ、約61億ヘアイス(レアル)(約2773億円)を国内経済にもたらすという。これは観光部門の年間収益の6%に相当するという。
観光省のジョゼー・フランシスコ・サリス・ロペス調査・研究主任は、「カルナヴァウはブラジル経済に重要な存在」だという。国内総生産(GDP)の3.7%が観光部門で占められ、カルナヴァウ期間だけで国内総生産の0.2%のインパクトを与えるという。
アジェンシア・ブラジルによると、カルナヴァーリア-サンバコンのオーガナイザー、モアシール・バヘット氏は、エスコーラ・ヂ・サンバ独立リーグ(LIESA)の特別グループ(グルーポ・エスペシアウ)に所属するエスコーラ・ヂ・サンバだけでも12団体があり、リオデジャネイロ・エスコーラ・ヂ・サンバリーグ(LIERJ)のセリエAに所属する団体が15あり、さらにはインテンデンチ・マガリャンイス街道で行進を行うグルーポA~Eの団体が50、18の子ども団体、そして数えきれないブロコがあると語っているという。
多くの関係者が関わるカルナヴァウ。参加者から周辺産業の人間までが横のつながりを強めれば、新しいビジネスの創出など、経済効果を生み出すことに貢献できるという。
「私たちは、お互いにもっと知り合う必要があります。リオにはカルナヴァウが行われる週に、約100万人の観光客が訪れます。これは、ワールドカップの期間、1ケ月にリオを訪れた約70万人を大きく上回るのですから」(モアシール・バヘットさん)
(文/麻生雅人、写真/Tomaz Silva/Agência Brasil)