ピラニアに出会ったら”食べられる”ではなく、”食べる”が正解!?  ワイルドな自然豊かなアマゾナス州

2015年 01月 25日

ポッキー

今回は北部地方でもよく知られるアマゾナス州について簡単にご紹介したいと思います。

地理統計院(IBGE)によるとアマゾナス州は2014年の推定人口が387万3743人。一人当たりのGDPは約17,173ヘアイス(レアル)。面積は155万9,148.890 km²。ブラジル国土面積の約17%を占める国内最大の州ですが、そのうち9割は熱帯雨林に覆われており、国内で最も多い約16万8700人のインジオ(先住民族)が住むそうです。

20世紀初頭まではゴム生産で一時代を築き、マナウス市に残る壮麗なアマゾナス劇場が当時の繁栄ぶりを今に伝えています。イタリア・ルネッサンス様式の建築で、パリのオペラ座をイメージして作られたそうです。

アマゾナス劇場

マナウス市は北部地方最大の都市として202万301人の人口を抱え(IBGEによる)、また世界各国の企業から人が集まっていることからも、公共インフラや商業設備が非常に発展していることを肌で感じました。

ショッピングセンターも複数営業しており、最新のものはサンパウロやリオデジャネイロといった大都市のそれに匹敵する規模と洗練された雰囲気を持っていたのが非常に印象的でした。ショッピングセンターでは日本製品も見つけましたが、高い…。

バーモンドカレー

また州名からも想像していただける通り、アマゾン地方の豊かな自然と生態系で知られています。アマゾン川のツアーや市内の動植物園に行ってまいりましたので、主な写真をご紹介します(次ページへつづく)。

(写真・文/加藤塁)

著者紹介

加藤塁 Rui Kato

加藤塁 Rui Kato
仕事の都合で2011年~2013年までの二年間、ペルナンブッコ州およびサンパウロ州で過ごす。他の南米諸国に目もくれず、ひたすらブラジル各州の国内旅行に明け暮れ、2年間で26州+1連邦直轄区全てを旅する。

気候・人種・歴史・産業・方言・食文化等が少しずつ違いつつも同じ根を持つブラジルの魅力の虜として、次回駐在時にもより奥地への旅を目論む。
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