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リオ発祥のフレスコボール、初のジャパンオープンに日系3世の女子チャンピオンが来日。両親は名古屋でシュハスカリーアを経営

シダさんとジジさん

「リオで生まれたカミーラは、小さなころからフレスコボールが大好きでした」

目を細めながら語ったのは、カミーラさんの母、シダさんだ。シダさんはサンパウロ生まれの日系2世。家はコパカバーナ・パレスの近くにあった。

「コパカバーナ・ビーチのポスト2の近くです。家がビーチに近かったので、カミーラはいつもフレスコボールで遊んでいました」(シダさん)

シダさんと共にシュハスカリーア「サプカイ」を経営する、カミーラさんの父、“ジジ”ことGJシウヴァさんは、娘を誇りに思うと語った。

「私はカリオカだけど、フレスコボールはからっきし。もう20年以上も日本で生活しているからね。でも娘は今や世界で活躍する選手だ」(ジジさん)

シダさんとジジさん夫婦は1991年に日本にやってきた。

「私が日本語ができるということで、エスエス産業さんに誘われて日本へ働きに来ました。娘はリオに残りましたが、18歳の時に日本に来て、2年だけ滞在したことがありますよ」(シダさん)

ペイショット

シダさんはエスエス産業で働いた後、名古屋の栄町のブラジルレストラン「ウルバナ」で12年、「サンバ・ブラジル・ジャパン」で5年、料理人として働いた。子どもの頃から料理に興味があり、料理が大好きだというシダさんは「日本に来て自分の夢をかなえました」という。

その後ジジさんと共に独立。ふたりのお店をオープンした。名古屋の繁華街、栄の交差点近く。中日ビルの裏の飲食店街にあるビルの2階に、「サプカイ」はある。

「お店のお客さんは、ほとんど日本人だよ。『サンバ・ブラジル・ジャパン』で働いていたころはブラジル人のお客さんが80%くらいだったけどね。2008年の金融危機の影響で、ブラジル人の仕事が減ってからレストランに来てくれる人も減ってしまったんだ」(ジジさん)

2014年にワールドカップがブラジルで開催されたことでブラジルに関心を持つ人が増え、日本人のお客さんが増えたという。

「今では95%が日本人のお客さんです。ほんとうにみなさんに感謝しています。音楽もあって、楽しくなれば踊ってもいい店ですから、日本ではあまり体験できない楽しさがあるのかもしれませんね」(シダさん)

(次ページへつづく)

(写真・文/麻生雅人)
写真上、カミーラさんの両親シダさん(左)とジジさん(右)。写真下、パサドールのペイショットさん。レストラン「サプカイ」にて

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