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取締役が平社員に扮して現場に潜入!  ブラジルでテレビ番組「お忍び上司」が話題に

お忍び上司

初日はサンパウロで発電機の運搬を担当するイヴァニウドさんのもとで働いた。

数トンの発電機をトラックに乗せ、動かないように据え付け、カバーをかけ、運搬する。昼食の時間は渋滞次第。顧客のもとに運び込み、設置が終わるまで休憩はなし。

顧客のもとに着いたら発電機一式を顧客の指定する場所まで運ぶ。パーツによっては数トンの重さになるが、それをたった3人で運び、据え付けまで行うのだ。

顧客のもとに着いて発電機を運び込もうとした時、発電機用スペースの入り口が小さすぎて入らないことが判明した。ドアと周りの壁を崩して、やっとのことで運び込むことができた。搬入の過程で生じたトラブルも、事前に顧客と情報をやり取りし、搬入現場の担当者に伝えておけば防げたはずだ、と後日、ヴァウドさんは語った。

入社6年のイヴァニウドさんは昼食はトラックの中でパンをかじる程度の生活を続けている。また、休暇も思うように取れず、故郷である北東部のペルナンブーコ州の母にはもう5年も会っていないという。また、娘が目の病気にかかっており、右目がほとんど見えなくなっているとのことだった。

ヴァウドさんは初日の指導係・イヴァニウドさんの会社に対する忠誠心、忠実な仕事ぶりに感銘を受け、どうにかして彼の状況を良くしたいと感じたという。

疲労困憊したものの、学ぶことの多かった初日が終わり、<マルコス・ジュニオール>は次のミッションの地、ゴイアスの新工場に向かった。ここでは実際の生産ラインに入って作業を行った(次ページへつづく)。

(文/余田庸子、写真/Reprodução/「Fantástico!」/TV Globo)
写真はTVグローボ「ファンタスチコ!」の「お忍び上司」より。TVグローボの番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴の問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで

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