何気ない日用品にあふれるブラジルらしさを紹介。伊勢丹新宿店「ブラジルウイーク~フェイラ・コロリーダ」

2016年 06月 5日

伊勢丹新宿 ブラジルウイーク バレイロ

日本の駄菓子屋や煎餅屋にあっても違和感のなさそうなこの置物は、その名のとおりキャンディー(バーラ)を入れる容器(バレイロ)として小売店が使うもの。近年はレトロアイテムとして、インテリアや小物入れに使われたりもしている。下の写真はリオデジャネイロの居酒屋で装飾として使われているアンティークのバレイロ・ジラトリオだ。

バレイロ 伊勢丹新宿店 ブラジル

この売り場には、70年代中ごろから変わらぬパッケージデザインで売られているブラジルの定番爪楊枝「ジーナ」、郵便局(コヘイオ)のシールが張られたプラスチック製の郵便受け、定規や書類ボックスなどの文房具、じょうろなど、雑多な品がごちゃっと並ぶ。

バイヤーを務めた郷古隆洋さんは、何気ない日用品の中に、日本とは違う”ブラジルらしさ”があふれているという(次ページへつづく)。

(写真・文/麻生雅人)
写真二番目はリオデジャネイロ市サンタテレーザ地区にある有名なブチキン「バール・ド・ミネイロ」のカウンターにあるバレイロ(キャンディ売りのガラス容器)。2段や3段にして使うことができる