まだまだある北東部名物、版画アート、レース編み…。伊勢丹新宿店「ブラジルウイーク~フェイラ・コロリーダ」
2016年 06月 5日伊勢丹新宿店で開催中(6月7日(火)まで)の「UM ABRAÇO! ブラジルウイーク ~フェイラ・コロリーダ~」では、ブラジルのライフスタイルとともに、各地方に伝わる多様な文化を紹介している。
本館5階センターパークでは、陶芸人形から版画、レース編みなど、ブラジル北東部に伝わるさまざまな文化が集合している。
版画は、ヨーロッパからブラジルに伝わった民衆文学の小冊子リテラトゥーラ・ジ・コルデウの表紙に使われて北東部広まり、今では同地方の伝統的なアルテザナート(民藝アート)として知られている。
「ブラジルウイーク」では、リテラトゥーラ・ジ・コルデウの作家兼版画作家として広く国外でも知られているジョタ・ボルジェス(ペルナンブッコ州ベゼーホス)や、その甥セヴぇリーノ・ボルジェス(ペルナンブッコ州オリンダ)の版画や版画を使ったグッズなどを販売している。
今回、新宿伊勢丹の「ブラジルウイーク」でイメージイラストを手掛けているのは、この版画をイメージしたグラフィティアートやイラストを手掛けている若き作家デルロン。本館1Fザ・ステージでも展開されているデルロンのイラストのルーツにあるのが、リテラトゥーラ・ジ・コルデウの版画だ(次ページへつづく)。
(写真・文/麻生雅人)
写真2番目はペルナンブッコ州ベゼーホスの版画博物館にて、ジョタ・ボルジェス