リオ五輪開会式、盛大に開催。日系移民の歴史もフィーチュア
2016年 08月 6日カテドラウ、アルコ・ダ・ラパ(水道橋)、パォン・ヂ・アスーカルとグアナバラ湾、キリスト像、コパカバーナ海岸といったリオの美しい街並みを飛ぶ映像では、客席からため息が漏れた。
また、ボサノヴァの生みの親アントニオ・カルロス・ジョビンの孫であるダニエウ・ジョビンによるブラジルを代表する曲「イパネマの娘」の演奏では、ジゼル・ブンチェンがキャットウォークを披露。このシーンでは、リハーサル時に物議を醸した、泥棒の男の子と警察官との絡みは本番ではカットされた。
そのほか、国歌を演奏したパウリーニョ・ダ・ヴィオラ、エウザ・ソアーリス、ゼカ・パゴヂーニョ、ジョルジ・ベンジョール、ジウベルト・ジウ、カエターノ・ヴェローゾ、アニッタら著名アーティストが次々と登場、会場はそのつど大合唱となった。
この開会式のテーマとして掲げられていた自然との調和に関するメッセージは、地球温暖化問題なども含め中盤に取り入れられ、世界に向けた問題提起も行った(次ページへつづく)。
(文/柳田あや、写真/Beth Santos/PCRJ、Fernando Frazão/Agência Brasil)