感動のリオ五輪開会式を振り返って

2016年 08月 9日

開会式日本選手団

さて、選手入場は、オリンピック発祥国ギリシャの先頭は毎度のことだが、それ以外はポルトガル語表記のアルファベット順に行われたので、通常の英語表記の順番とはだいぶ異なっていた。ドイツはGermanyではなくAlemanhaだし、アメリカもUnited StatesではなくEstados Unidosなので、これまでの他の大会より入場の順は早かった。日本はJapaoなので、英語表記であるJapanとほとんど変わらない。

柔道、水泳、サッカーなど主要の種目は、すぐに競技が始まるのでこれらの選手たちは開会式には出ていない。それでも卓球の福原愛、伊藤美誠は参加していた。

そして、最後にホスト国ブラジルが、「ブラジルの水彩画(Aquarela do Brasil)」の歌声にのせて入ってきた。私はブラジル音楽が大好きだが、その中でもこの曲は本当に好きな一曲である。

リオ五輪 開会式

さすが地元開催だけあってすごい人数の選手団だった。

しかし、ちょっと笑えたのは、ブラジル選手団が着用しているジャケットだ。「C&A」と書かれたロゴが胸に入っているのだ。「C&A」は、ブラジルでは誰もが知っている庶民的なアパレルチェーン店だ。日本でいえばユニクロに近いと思うが、おしゃれなイメージはまったくない。そのエンブレムを胸に付けているのだから、どうしたのかな、と思ってしまった(次ページへつづく)。

(文/コウトク、写真/Roberto Castro/Brasil2016)

著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

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