鶴見のブラジル祭「ブラジルWEEK in つるみ」、今年も開催

2016年 10月 16日

ブラジルWEEK in つるみ

10月21日(金)~23日(日)、神奈川県横浜市鶴見区で「ブラジルWEEK in つるみ」が開催される。

期間中、鶴見区民文化センターサルビアホールを中心に鶴見区内各所で、カポエィラやサンバのダンスのワークショップや多文化教育フォーラムなどさまざまなイベントが開催される。

鶴見区によると、同区に在住しているブラジル人は1123人(2016年6月現在)で、横浜市内に住むブラジル人の約半数とのこと。同区にブラジルをはじめ南米出身の人が多く暮らしているのは、1920年ごろから京浜工業地帯での仕事を求め、沖縄から多くの人が鶴見に移住してきたことと深く関係しているという。

「出入国管理及び難民認定法」の改正後、日本で仕事を得やすくなった南米の日系人のうち、沖縄から南米に渡った人々の子孫が、鶴見で暮らす親族や知人を頼り、潮田地区周辺に沖縄にルーツを持つ日系人が多く移り住んだという。

そのためこの界隈には南米系の食材店や軽食店などが点在。先般、発行された「ぴあ 鶴見食本」でも紹介されている。

鶴見区では昨年(2015年)、日ブラジル外交関係樹立120周年を記念して両国のさらなる相互理解を目的とした「ブラジル WEEK in つるみ」を初開催し。好評を受け、引き続き今年も「ブラジルWEEK in つるみ 2016」が開催される運びとなった。

<21日(金)>

◎会場:鶴見区民文化センター サルビアホール 音楽ホール(シークレイン3階。JR京浜東北線「鶴見」駅 東口徒歩2分、京急本線「鶴見」駅西口徒歩2分)

●14時~15時30分

ドキュメンタリー映像上映とトークショー「「O Outro Lado do Mundo・軌跡 ~在日ブラジル人の25年~」

日本各地で、さまざまな形で日本社会に溶け込んで暮らしているブラジル人の姿を追ったドキュメンタリー・シリーズ。トークショーは作者のホベルト・マックスウェル氏。同氏はリオデジャネイロ出身で、2005年に来日。2009年、静岡大学大学院にて社会学の修士号を取得。さまざまなメディアでジャーナリスト、映像作家、写真家として活躍している。NHKワールドラジオ日本のアナウンサー、レポーター。

先着100名、入場無料。問い合わせはABCジャパン 045-550-3455、info@abcjapan.org ※メール送信の際は@を半角に。

ブラジルWEEK in つるみ 2016

<22日(土)>

◎会場:鶴見区民文化センター サルビアホール 音楽ホール(シークレイン3階。JR京浜東北線「鶴見」駅 東口徒歩2分、京急本線「鶴見」駅西口徒歩2分)

●9時30分~12時30分

多文化教育フォーラム ~外国につながる子どもたちの教育について考える~
・基調講演「在日ブラジル人からのラブコール」武蔵大学社会学部 アンジェロ・イシ教授
・発表「在日ブラジル人の子ども・若者の教育における挑戦」在東京ブラジル総領事館 レオナルド・コラレス副領事
・発表「外国につながる子どもたちの自尊感情形成に向けての取り組み」藤沢私立長後小学校 齋藤智慶教諭
・多文化共生に関わる団体の活動紹介:NPO法人多文化共生ネットワークかながわ、社会福祉法人青丘社、NPO法人 ABCジャパン
※言語:日本語、一部ポルトガル語 逐語通訳(日本語)あり

申し込み先着100名、入場料500円(資料代)、申し込み・問い合わせはABCジャパン 045-550-3455、info@abcjapan.org ※メール送信の際は@を半角に。

●14時~15時30分

ドキュメンタリー映像上映とトークショー「IPPON」

在日ブラジル人格闘家の波乱の人生を描いたドキュメンタリー・シリーズ。トークショーは作者のエヴェルトン・トバセ氏。サンパウロ出身、日本で最も信頼されているポルトガル語雑誌「アウテルナチーヴァ」編集長。フリージャーナリストとして「BBC ブラジル」、「フォーリャ・ヂ・サンパウロ」などでも活躍。NHKワールドラジオ日本のレポーター、ラジオフランス・インターナショナル特派員。

先着100名、入場無料。問い合わせはABCジャパン 045-550-3455、info@abcjapan.org ※メール送信の際は@を半角に。

●15時40分~16時40分

講演「日系ブラジル人の歴史を辿る 第二次世界大戦でブラジルのために戦った日系人」 マリアンニ・ニシハタ氏(作家)※言語:ポルトガル語 逐語通訳(日本語)あり

先着100名、入場無料、問い合わせはABCジャパン 045-550-3455、info@abcjapan.org ※メール送信の際は@を半角に。

◎会場:中央コミュニティハウス(シークレイン2階。JR京浜東北線「鶴見」駅 東口徒歩2分、京急本線「鶴見」駅西口徒歩2分)

●10時30分~12時

ワークショップ「カポエィラでエンジョイスポーツ」

申し込みは区のホームページ(http://www.city.yokohama.lg.jp/tsurumi/kanko/event/brasil.html)から。先着20名、参加無料、中学生以上。問い合わせはABCジャパン 045-550-3455、info@abcjapan.org ※メール送信の際は@を半角に。

◎会場:鶴見区民文化センター サルビアホール(シークレイン4階。JR京浜東北線「鶴見」駅 東口徒歩2分、京急本線「鶴見」駅西口徒歩2分)

●13時30分~15時(開場13時)

ワークショップ「The Colors ob Brazil “ ブラジルの色”ブラジルの音と踊りを全身で楽しむ1日 第1部 リサイクル楽器を作って、会場全員でブラジル音楽を大演奏&カポエィラ体験」

申し込みは区のホームページ(http://www.city.yokohama.lg.jp/tsurumi/kanko/event/brasil.html)から。先着・小学生100名(保護者同伴可)。参加無料。空のペットボトル、スチール缶、バケツなど音の出るものを持参。問い合わせは鶴見区役所地域振興課区民活動支援係 045-510-1691。

●18時30分~20時(開場18時)

ワークショップ「The Colors ob Brazil “ ブラジルの色”ブラジルの音と踊りを全身で楽しむ1日 第2部 本場のサンバとブラジル音楽に酔いしれる一夜。大人も子どもも楽しめるブラジル文化ショー」

申し込みは区のホームページ(http://www.city.yokohama.lg.jp/tsurumi/kanko/event/brasil.html)から。先着400名。参加無料。米、豆類、ビーズなど30g程度または菜箸を持参。問い合わせは鶴見区役所地域振興課区民活動支援係 045-510-1691。

<23日(日)>

◎会場:鶴見区民文化センター サルビアホール 音楽ホール(シークレイン3階。JR京浜東北線「鶴見」駅 東口徒歩2分、京急本線「鶴見」駅西口徒歩2分)

●10時~12時

講演:「多文化共生の子育てを目指して 多文化での教育・養育問題」カルラ・パロス氏(心理学者)※言語:ポルトガル語 逐語通訳(日本語)あり

先着100名、入場無料、問い合わせはABCジャパン 045-550-3455、info@abcjapan.org ※メール送信の際は@を半角に。

◎会場:中央コミュニティハウス(シークレイン2階。JR京浜東北線「鶴見」駅 東口徒歩2分、京急本線「鶴見」駅西口徒歩2分)

●10時30分~12時

ワークショップ「プロのサンバダンサーと一緒に踊ろう」。リオのカーニバルでサンバを踊ったプロダンサーによる体験教室。

専用申し込みフォームまたは区のホームページ(http://www.city.yokohama.lg.jp/tsurumi/kanko/event/brasil.html)から申し込み先着30名、参加無料、中学生以上。問い合わせはABCジャパン 045-550-3455、info@abcjapan.org ※メール送信の際は@を半角に。

◎会場:鶴見区民文化センター サルビアホール(シークレイン4階。JR京浜東北線「鶴見」駅 東口徒歩2分、京急本線「鶴見」駅西口徒歩2分)

●14時~19時

「つるみ多文化交流カラオケ大会 世界中から集まった鶴見人による大のど自慢大会」

事前審査を通過したあらゆる国籍の鶴見とかかわる人々が歌声を披露する。スペシャルゲストでメリッサ国吉も出演。

問い合わせはABCジャパン 045-550-3455、karaoketaikai@abcjapan.org ※メール送信の際は@を半角に。

ABCジャパンのHPはwww.abcjapan.org/

(文/麻生雅人、画像提供/ABCジャパン)