仏の老舗チョコレート店「CHAPON」が日本一号店をオープン

2017年 01月 6日

シャポン bean to bar

フランスのチョコレート職人パトリス・シャポンが主宰する、パリで30年以上人気を博しているという専門店「CHAPON(シャポン)」が、1月6日(金)、東京・自由が丘に日本1号店をオープンした。

「CHAPON(シャポン)」は<BeantoBarチョコレート>の老舗ブランドで、パトリス・シャポン自らが世界各地の産地に足を運び、豆の製造から関わり、豆を仕入れているという。

BeantoBar(ビーントゥーバー)とは「自社工場内で豆の焙煎、加工までを行う」チョコレートの製造工程のことで、ブラジルでもサンパウロを中心に2016年ごろから同国での老舗AMMA(アマ)をはじめ、Mendoá(メンドア)、Raros Fazedores(ハーロス・ファゼドーリス)などのブランドが注目を集めている。

シャポン bean to bar

BeantoBar(ビーントゥーバー)のチョコレートは世界中で注目されているが、著名なブランドでも、チョコレートの材料である「クーベルチュール」は外部から仕入れていることがほとんどなのだという。

また、自社工場内で選定された豆を、焙煎から加工に至るまで、パトリスが管理してチョコレートを作っているというのが「CHAPON(シャポン)」のウリだ。季節と産地の特徴を最大限楽しむことができるように、製造する日の湿気や天候によって配合を調整して、パトリス自ら、毎日工場に立ってチョコレートを作り続けているという。

そんな「CHAPON(シャポン)」のチョコレートが掲げるテーマは、「旅するショコラ」。

例えばベネズエラ産のチョコレートは甘味を、ペルー産のチョコレートは酸味と、産地のカカオの特徴をそのまま生かしたチョコレートづくりに取り組んでいる。

シャポン bean to bar

「CHAPON(シャポン)」の「タブレット ブラジル」は、ブラジルカカオ本来の甘さがひきたっていてほのかにカカオの酸味が感じられ、また、苦味はあまり感じられないため、食べやすいタブレットチョコレートに仕上がっているという。チョコレートを滑らかにするために使われる大豆レシチンが入っていないため、カカオ本来の舌触りが楽しめるのも特徴とのこと。

カカオ豆の品質そのものはもちろん、収穫時期にもこだわっって、ブラジル産カカオを最大限に味わう事が出来るチョコレートだと同店は広報している(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、写真提供/パックアーツ)

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