サプライズの嵐!? 2017年のサウゲイロ

2017年 03月 1日

工藤めぐみ リオ カーニバル

無事に2017年、リオのカーニバルにて、サウゲイロのパシスタとしての役割を果たし終えました。

去年(2016年)のカーニバルの後、リオ・オリンピックの開会式と閉会式に出場するためリオに長く滞在していたので、今年はビザの都合でリオに滞在して練習や準備の期間が短く、さすがにパシスタとしての出場は厳しいかもと、凄く悩んでいました。

サウゲイロのパシスタのレベルは年々上がっていく中で、いつ今ある自分の立場がなくなるかわからない厳しい世界。実際にリオでメンバーと合流するまで不安でたまらない日々でした。

しかし、毎年欠かさず応援のためリオまで来てくれる家族や友達に背中を押してもらい、合流してからは練習は絶対に休まず、他のブラジル人より早い時間から練習に参加したり、出来る限りの努力は全てしてきました。短い期間でしたが、私にとってはとっても、とーーっても長く感じた今回のチャレンジでした。

カーニバル本番直前まで、実際にパシスタとして選ばれるかどうかはわからないのですが、お衣装を受け取りに行った時、パシスタのリストとお衣装の袋に私の名前がありました!

工藤めぐみ サンバ

ジレトールからお衣裳を手渡され「MEGU、おめでとう」と抱きしめて貰えた時は、久しぶりに泣きました。不安から一気に解放されたのと、本当に嬉しかったのと、いろいろな想いがあふれて…。

そして今回、更にいくつものサプライズがありました(次ページへつづく)

(写真・文/工藤めぐみ)

著者紹介

工藤めぐみ Megumi Kudo

工藤めぐみ Megumi Kudo
9歳よりクラシックバレエを基礎にサンバを始める。
2008年にリオデジャネイロの名門エスコーラ・ジ・サンバ「サウゲイロ」のパシスタのオーディションに合格。
2009年~2011年、2013年~2014年に同団体のパシスタとして、リオのカーニバルに出場している。「サウゲイロ」の選抜メンバーによるサンバショーのメンバーでも、唯一の日本人として参加している。
帰国中は、プロフェッショナルのダンサー(SMAPドームツアー、山下智久コンサートのサンババックダンサーなど)や、ダンスインストラクターとして活躍。神戸にてダンス教室「MEGUサンバダンス」を主催するほか、地元のサンバチーム「Feijão Preto(フェジョン・プレット)」のダンサーリーダーも務める。神戸まつり、浅草サンバカーニバルをはじめ全国のサンバ関連イベントでも活躍。

「Feijão Preto(フェジョン・プレット)」http://www.feijaopreto.net/

「MEGUサンバダンス」http://www.feijaopreto.net/sambadance.htm
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