ロシアW杯 決勝トーナメント1回戦、ブラジルは順当にベスト8進出。次戦の相手は、日本相手に劇的勝利したベルギー
2018年 07月 3日カウンター中心に攻めてくると思われたメキシコだったが、この日は最初から積極的に攻撃を仕掛けていた。ブラジルは、思うようにボールキープができずまったくペースを掴めないでいた。
客席からは、メキシコサポーターからの声援がとても目立っていた。ブラジル選手がボールを持つと大ブーイング。メキシコのボール回しには「オーレ!」との大声援を送っていた。ブラジルサポーターもかなりの数いるようだったが、メキシコサポーターの声援は一体感がありスタジアム中に響き渡っていた。
何せブラジル人はメンタルが弱いので、このブラジルにとってネガティブな声援で、ブラジル人選手たちが正気を保てなくなるのではないかとブラジルのサポーターも危機感を持ったのかもしれない。徐々に大きな声援が送られるようになってきた。
まったくリズムを作れなかったブラジルだったが、徐々にペースを握れるようになってきた。いくつか決定的なチャンスも作れるようになっていた。
前半は0-0で折り返した。
この日のメキシコはかなり積極的に動いてきた。後半早々から、W杯5度目の出場のメキシコのレジェンド、ラファエル・マルケス(アトラス)に代え、ラユン(セビージャ)を投入した。
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(文/コウトク、写真/Lucas Figueiredo/CBF)