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ブラジルのクラフトビール生産者、3年で約2倍の増加。雇用も創出

ブラジル クラフトビール

2017年にマセイオで誕生したブランド「カーチンガ・ロックス」は北東部ならではの産品をレシピに使ったご当地クラフトビールのひとつだ。ひとりで始めた事業だったが1年足らずでスタッフは5名になった。

「私たちが作りたいのは、良い製品です。大量に生産すれば価格もおさえられますが、私たちは、いい商品を、それに見合った価格で届けたいのです。生産量はこの1年で3000リットルから1万リットルに増えました。事業をはじめたのは経済危機の困難な時期でしたが、私たちにとってはよい年となりました」(「カーチンガ・ロックス」共同経営者のハファエウ・レアウ)

ブラジル・クラフトビール協会(Abracerva)によると、クラフトビール生産を行う中小規模企業の労働人口は増加しているという。2015年以降、99名以上の従業員がいるこの分野の企業では1184の仕事のポストが失われたのに対し、従業員が99名以下の企業では1549の求職があり、さし引き365名の雇用が創出されたという。

ブラジル・クラフトビール協会のカルロ・ラポリ代表は「小さなビール酒造での雇用は確かに増加しています」と述べながら、この分野で働いている人の数は、公式に届けられている数字以上にあることを示唆した。同代表によると、クラフトビール界では、第三者の酒造に自身のレシピで生産のみを依頼して、自身のブランドとして販売するビジネスモデルも増えているそうだが、この業者数は雇用統計には入っていないという。

(次ページへつづく)

(文/麻生雅人、写真/Divulgação)
写真は「カーチンガ・ロックス」

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