【ONE】主要選手が秋の大会に向けてファンと交流

2019年 06月 21日

(撮影/Viviane Yoshimi)

2019年6月12日(水)シンガポールの格闘技団体ONE Championship の主催による格闘技体験イベントが、ONE Championship Japan オフィスで開催された。

イベントには招待された格闘技ファンが、ONEのトップクラスのファイターとの交流を楽しんだ。

「OFFICE DE PUNCH PUNCH NIGHT」と題されたこのイベントには、ONEに参戦している日本人の3選手、V.V Mei選手、三浦彩香選手、猿田洋祐選手と、本イベントのために緊急来日したONEのミーシャ・テイト副社長が参加した。元UFC女子バンタム級チャンピオンのミーシャ・テイト副社長は、現UFCフェザー級、バンタム級と二階級同時制覇王者のブラジル人ファイター、アマンダ・ヌネスとも過去に対戦経験がある。

(撮影/Viviane Yoshimi)

イベントは、ONEの組織の紹介や、競技ルールの詳細な解説からはじまった。

続いてミーシャ氏とMei選手、三浦選手が登壇して、各自のトレーニング方法を紹介したほか、格闘技の技術をレクチャーした。

レクチャーでは、格闘技の技術にはブラジリアン柔術でもよく使う「てこ」の原理を利用した技術があり、力が強くなくても、初心者でも使えそうな技があることを改めて示した。

イベントの後半では、一般参加者たちが実際にグローブをはめて、ONE選手たちにミットを持ってもらい、実際にストライキングを体験した。Mei、三浦、猿田の各選手とミーシャ氏の前には順番を待つ列ができ、楽しそうな声とパンチの音がオフィスに響き渡った。参加者たちは、写真を撮影したりサインをもらうなどして、選手たちとの交流を楽しんだ。

オフィスにはチャンピオンベルトも展示されており、ベルトに実際に触れてみたり写真を撮るなどして喜ぶ参加者の姿もあった。イベントは終始和やかな雰囲気で進行され、無事終了した。

参加者のひとりは「格闘技を体験できる機会自体、決して多くはないのに、トップファイターと一緒にミット打ちを体験できるなんて、とても貴重な時間が過ごせました」と語った。

秋にはまたONEの日本大会が予定されている。2回目となる日本大会では、どんなストーリーが生まれるのか、そしてブラジル人選手がどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみだ。

(文/Viviane Yoshimi)