絶品チーズ「アジアーゴDOP」×絶品ワイン「サルトン」を楽しむ会、10月5日に開催

2019年 09月 8日

ワイナリー「サルトン」(写真/ Fabiano Mazzotti/Divulgação )

日本ブラジル中央協会では、イタリア移民がブラジルの食文化に与えた多大な影響を、料理やワインを通じて知るイベント「ワインから知る、イタリア移民がブラジルに伝えた味」を開催します。

第一回は、ブラジルに最も多くの移民を輩出したイタリア北部ヴェネト州とブラジルの関係にスポットをあてて、ヴェネト州発のチーズ「アジアーゴ」と同州出身のイタリア移民がブラジルで造る「サルトン」ワインのペアリングをたのしむほか、イタリア料理と移民料理の食べ比べなどを行います。

ベント・ゴンサウヴェスにあるサルトン社のワイン畑(写真/ Divulgação

長年にわたって様々な国からの移民を受け入れてきたブラジルには、イタリア移民も数多く渡り、ブラジルの様々な文化に多大な影響を与えています。

近年、国際マーケットでも高く評価されつつあるブラジルワインもまた、イタリア移民がブラジルに伝え、育んだ重要な食文化のひとつです。

例えば、ブラジル南部リオグランジドスウ州では、イタリア北部から渡った移民によりブドウの栽培やワイン造りが盛んに行われています。

ブラジルの”スパークリングワインの郷”とよばれるガリバルディ(ガリバウジ)にある「ペテルロンゴ」は、トレンティーノ=アルト・アディジェ州にあるトレント出身のペテルロンゴ家が作ったワイナーリーです。ガリバルディから約15㎞離れた場所にある”ブドウ園の渓谷”と呼ばれるベント・ゴンサウヴェスにある「サルトン」や「ミオーロ」は、ともにヴェネト州出身のファミリーによって運営されています。

ベント・ゴンサウヴェスにあるワイナリー「クリストフォリ」から眺めた”ワイン園の渓谷”(写真/ Divulgação )

「ワインから知る、イタリア移民がブラジルに伝えた味」第一回では、ブラジルの名門ワイナリーのひとつ「サルトン」のワインを、サルトン家の故郷であるヴェネト州 と トレンティーノ=アルト・アディジェ州 の一部で造られるチーズ「アジアーゴDOP」(フレスコとスタジオナートの2種類)とのペアリングで楽しみます。

また、イタリア移民がブラジルで<現地化させた料理>の代表格でありブラジルのソウルフードにもなっている「ビッフィ・ア・パルメジアーナ (牛カツにトマトソース、チーズを和えてオーブンで焼いた料理)」と、そのルーツとなったと考えられるイタリア南部発祥の「メランザーネ・アッラ・パルミジャーナ(揚げナスにトマトソース、チーズを和えてオーブンで焼いた料理)」の食べ比べも行います。

その他の料理はブッフェ形式となります。

「ワインから知る、イタリア移民がブラジルに伝えた味」

開催日時:2019年10月5日(土) 13:00~15:00(受付開始は12:30頃)
会場:ビストロ イル・ド・レ(渋谷区渋谷2-15-1渋谷クロスタワー 1F TEL: 050-5589-7956)
参加費:男性5,500円、 女性 5,000円(サルトンワイン4種、ブッフェ料理代込み)

参加申し込みは 日本ブラジル中央協会 ブラジルワインを楽しむ会まで。

(文/麻生雅人)