「VIVA! 111 de Yokohama 横浜でみんなで祝おうブラジル日本移民111周年」、11月24日に開催

2019年 11月 23日

(画像提供/ ブラジルsolidario横浜 )

今年、2019年は日本からブラジルへ公式に移民が渡ってから111周年となる。また、アマゾンへの日本人移民90周年でもある。

神戸と並び多くの移民をブラジルへ送り出した横浜で、これらを記念したイベント「VIVA! 111 de Yokohama 横浜でみんなで祝おうブラジル日本移民111周年」が開催される。

イベントは、講演やパネルディスカッション、ワークショップなど盛りだくさんの内容となっている。

イベントを主催するブラジルsolidário(ソリダリオ)横浜によると、横浜は、神戸と共にあるぜんちな丸、さんとす丸などの移民船で多くの日本人がブラジルを中心とする南米に移住するための出発地であったことから、ブラジルなど南米との強いつながりがあるという。

また、現在の桜木町駅から大桟橋にかけて、旅立つ移住者や帰国者が宿泊する「移民宿」が最盛期には20軒近く立ち並び、移住者の中には横浜を第二のふるさとと感じている方も少なくないという。

イベントが行われるのは11月24日(日)。2部構成となっており、10時からはJICA横浜にてシンポジウム「アマゾン日本人移民 90 年とブラジル日系社会の今」が行われる。

基調講演を行うのはサンパウロ人文科学研究所常任理事の細川多美子氏。シンポジウムではブラジルsolidário横浜の斉藤達也会長。パネルディスカッションには日本ブラジル中央協会の情報誌「ブラジル特報」編集人の岸和田仁氏、鎌倉で日伯交流イベントを主催する石黒マリア春代氏、JICA海外移住資料館の小嶋茂さん、伊豆大島にある日本海外移民慰霊施設の堂主である伊藤修さんが出演する。

第二部は13時からは象の鼻パークで、カポエィラのワークショップや音楽の演奏などが行われ、横浜市歌のサンババージョンも披露される。入場は無料。

(文/麻生雅人)