サンドラ・ジ・サーなどブラジルのスターが大集合。第一回ワンダーフェス、11月3日まで開催
2019年 11月 3日
11月2日(土)、浜松アクトシティで、ブラジルのソウルミュージック界のディーヴァ、サンドラ・ジ・サーや、パウロ・ヒカルド、キコ・サンビアンキ、テジ・コヘア、フラヴォ・ヴェントゥリーニ、セルジオ・ハインズなどロック界のスター が来日して一堂に会する夢のようなスーパーイベント「 WONDERFEST2019 ワンダーフェス」が開催された。
ワンダーフェスを主催しているのは、静岡県磐田市を拠点とする株式会社 アイ・ビー・フォックスフーズ。ガラナ「アグアナボカ」やセラッチのモルタデッラソーセージなど、ブラジルのソウルフードを日本で販売していることでおなじみの企業だ。
テジ・コヘアは、ネニュン・ジ・ノス時代の80年代末にヒットさせたデヴィッド・ボウイ「スターマン」のカヴァー「オ・アストロナウタ・ダ・マルモリ」で会場を沸かせた。
元テルソのギタリスト、セルジオ・ハインズは現在の自身のバンドでの演奏後も他のアーティストと共演。テルソ時代のバンド仲間だったフラヴィオ・ヴェントゥリーニとも同じステージに立った。
相変わらず現役でセクシーなロックンローラー、キコ・サンビアンキはギター好きの男子ファンも女性ファンも熱狂させた。
サンドラ・ジ・サーは、「ヴァーリ・トゥード」、「オーリョス・コロリーダス」、「バイ・バイ・トリステーザ」などのヒット曲を次々と披露。圧倒的な声量のシャウトで会場を興奮させた。完全に現役で、真のソウルミュージックのシンガーであることを日本の舞台で証明した。舞台での観客を盛り上げるパフォーマンスは、かつてウィウソン・シモナウが得意としたスタイルを踏襲しているようだった。
サンドラ・ジ・サーのステージでは、サンドラが、サックスを担当していた浜松在住の日本人ジャズ・ミュージシャンのYoda Takashiさんをフロントに立たせてソロ演奏を披露させる場面があった。Yodaさんはサンドラに応え、会場をソウルフルに盛り上げた。
「まさかあんな形でフィーチュアされるとは思っていなかったので驚きましたが、精いっぱい演奏しました」(Yoda Takashiさん)
ステージで司会進行を務めたフミオ・アルメイダさんは「まだまだ、ブラジルの音楽が楽しめるアトラクションは日本には少ないので、ブラジル人も日本人もブラジルの音楽で楽しんでもらいたい、という想いで、このイベントは開催されました」と語った。
「有名なアーティストが一度に何人も来て、みんながひとつになって、みんなが心から楽しめて、みんなの想い出になるイベントになっていけたらいいなと思っています。できたら年に2回くらいやっていきたいです」( フミオ・アルメイダさん)
演奏終了後に行われたギターなどが当たる抽選会では、 キコ・サンビアンキとサンドラ・ジ・サーが抽選を行った。大スターたちが自分たち手で行う抽選を、会場中がわくわくしながら見守った。また、Tシャツ購入すると出演者と写真撮影ができるなど、出演者と観客が一体となって楽しめる、まさに夢のようなアトラクション・イベントだった。
このイベントは今日11月3日(日)は名古屋市の栄にある池田公園で13時~21時に開催される ( https://www.wonderfest.live/ ) 。チケットも発売中。
(文/麻生雅人)