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「STOP感染症2020戦略会議」が「新型コロナウイルス感染症対策にかかる緊急提言」を発表

デング熱などを媒介するネッタイシマカ(写真/ DIVULGAÇÃO

●約束6 新型肺炎以外の感染症にも目を向ける。

前項の約束5でも指摘されているように、東京オリンピック・パラリンピックに向けては、多様な感染症にも注意が必要だと促している。

特に、夏のインフルエンザやデング熱など「蚊媒介感染症」などへの注意を呼び掛けている(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000074858.pdf を参照)。

さらに、近年毎年のように起こっている地震、台風、洪水などの自然災害が重なると、感染症のリスクはさらに高まることにも留意を促している。

ブラジルなど中南米への渡航の可能性がある「Mega Brasil」読者にとっては、デング熱は他人事ではないだろう。デング熱は現在のところ予防接種(ワクチン)や治療薬がない。

厚生労働省によると、デング熱は、発生地域を旅行した際に現地で感染し、帰国後に発症した輸入症例が、昨今では年間 200 例以上報告されているという。

首相官邸は、海外での感染症対策として、長袖着用や虫除けスプレーなどによる、蚊に刺されないための対策を呼び掛けている。

国立感染症研究所 ウイルス第1部第2室も、「デングウイルスなどの感染を予防するためには、蚊による吸血を避ける事が重要」として、忌避剤(虫除け)について、アメリカ環境保護庁(EPA)に認可された製剤のうち、長く持続し高い効果が示されている成分はディート(DEET)とイカリジン(ピカリジン)と広報している。

これらの成分を含有した忌避剤は、機内持ち込みが可能なサイズの製品も発売されている。

●約束7 防災用品だけでなく、感染症対策用品も備蓄を!

感染症も自然災害と同じように考え、いざという時のための備蓄が必要だと訴えている。

同会議は具体例として、マスク、消毒剤、石鹸、口腔ケア用品、プロバイオテクス、ウェットティッシュ(アルコール含有が望ましい)、除菌クロスなどを挙げている。

そして、前項の約束6でも指摘されているように、感染症と自然災害が重なるとより感染症拡大リスクが高まるため、災害時の備蓄としても感染症対策を取り入れるべきだと指摘している。

「感染症備蓄」という、新しい備蓄の在り方を広めていくことが必要だと訴えた。

ただし、緊急提言を発表した2月10日現在はこれらの物資が品薄なので、平時の状態に戻ってからの備蓄をお願いしたいと述べている。

また、賀来満夫教授は、新型ウイルスに関し今後解明が望まれていることとして、感染者の多くは重症化していないが、重症化する方々がなぜ重症化するのか、という点を挙げた。

(文/麻生雅人)

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