リアリティ番組「アプレンティス」ONEチャンピオンシップ・エディション製作はじまる

ブラジル人ファイターも多数参戦しているシンガポールのスポーツ・メディア・プロパティ、ONE チャンピオンシップ本社(以下、ONE)は2月20日、 米メディア大手MGMのライセンスに基づいて、リアリティ番組「The Apprentice：ONE Championship Edition」（「アプレンティス： ONEチャンピオンシップ・エディション」）の制作開始を発表した。

「アプレンティス」はアメリカ合衆国発のビジネス・リアリティ番組。応募者の中から選ばれた数名の参加者たちが、「見習い（Apprentice）」として実際にホスト企業で働きながら、与えられた課題をクリアしながら本採用を目指して競い合う様子を放送する。現アメリカ合衆国大統領で、アメリカの不動産王と呼ばれていたドナルド・トランプ氏や、米実業家のマーサー・スチュワート氏など、グローバルビジネスシーンを席巻した人物らが番組ホストを務めてきた。

「アプレンティス」は世界30カ国以上で放送されているほか、ブラジル版、イギリス版、アジア版など、いくつかの国で現地版が製作されている。「アプレンティス： ONEチャンピオンシップ・エディション」は、その名の通り、ONEチャンピオンシップ版となる。

本番組では、世界中の応募者から厳選された16名が登場。選ばれた16名の出場者は、ビジネスコンテストなどの課題に取り組み、最終的に生き残った優勝者が、シンガポールのONEチャンピオンシップの本社にて、会長兼CEOのチャトリ・シットヨートン氏の下で“次世代幹部候補”としての仕事を手にする事が約束される。年俸は25万米ドル（約2800万円／1ドル 111.25円レート計算）となる。

番組の各エピソードでは、アジアトップ企業のCEO12名がゲスト審査員として登場する。ビジネスコンテストは、現在の世界情勢やグローバルビジネスをテーマにした内容になっている。

また、ONEチャンピオンシップ・エディションならではの企画として、フィジカル・チャレンジのコーナーが設けられており、出場者たちの運動能力や持久力などが試される。“知力と体力を兼ね揃えた人材”だけが、この輝かしいチャンスを手にする事ができる内容となっている。

さらに、ONE世界王者が登場する豪華な演出も予定されている。現在ONE では、バンタム級のビビアーノ・フェルナンデス、フライ級のアドリアーノ・モラエスと2人のONE 世界王者が活躍しているが、彼らの番組への登場も期待される。

番組のホスト役を務めるONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOは「リアリティ番組『アプレンティス：ONEチャンピオンシップ・エディション』の制作を発表することをとても光栄に思います」とコメントした。

そして「本プログラムは、アジアトップのCEOや、世界最高の格闘家であるONEチャンピオンシップの世界王者が登場するなど、独自の演出とオリジナルな内容になっています。そして、これまでの『アプレンティス』のなかで“最も過酷な競争”になるでしょう」と、新しい試みへの期待を語った。

番組は、ONEチャンピオンシップの制作部門である「ONE Studios」によって制作される。視聴地域や方法の詳細については、後日発表される予定。

（記事提供／ONE Championship 、構成／Viviane Yoshimi）