サンパウロ州で、新型コロナウイルス感染症検査の分析結果待ちが増加

2020年 07月 12日

7月11日(土)、サンパウロ市。家電店などが並ぶ商店街サンタエフィジェニア通り。マスクを外して路上で会話する人も見られる(Cacalos Garrastazu/FotosPublicas)

7月11日(土)の20時に「オ・グローボ」、「G1」、「エシトラ」、「フォーリャ・ヂ・サンパウロ」、「UOL」、「エスタード・ヂ・サンパウロ」 によるメディア連合は各紙で、ブラジルにおける新型コロナウイルスの感染者数は過去24時間で4万5,235人確認されたと報じている。

「G1」によるとサンパウロ州では、過去24時間の新たな感染者数は7,780人、新たな死亡者数は260人で、同州の累計の感染者数は366,890‌人、死亡者数は17,702人になったという。

11日(土)の時点で同州における新型コロナウイルス感染症による入院者総数は14,842人で、ICU入院者が5,958人、その他の病床の患者が8,884人だったという。

また、12日(日)に「フォーリャ・ヂ・サンパウロ」は、サンパウロ州で新型コロナウイルス感染者数が増加する中、分析結果待ちの状態が増加して、4月と同じ状態に逆戻りしていると伝えている。

同州で14,000件が公的検査機関であるアドウフォ・ルッツ研究所での分析結果待ち状態に陥っていると伝えている。このうち首都サンパウロ市だけでも7,000件が検査待ちになっているとう。

同州の検査ネットワークで1日に検査が可能な件数は平均1,700件とのこと。

7月11日(土)20時の時点での発表は以下。

累計感染者   1,840,812人 (7月10日: 1,804,338人)
新規の感染者    36,474人 (7月10日: 45,235人)

累計死亡者    71,492人 (7月10日:  70,524人)
新規の死亡者    968人 (7月10日:  1,270人)

(文/麻生雅人)