ブラジルの新鮮なニュース、コラムを独自の目線から楽しくお届けします。もっとブラジルのことを知ってもっと好きになろう!

サンパウロ市、新型コロナウイルスのパンデミックにより大みそかイベントの中止を発表

写真はパウリスタ大通り、2019年12月31日から2020年1月1日にかけて開催されたサンパウロ市のカウントダウンイベント(写真/Marcelo Pereira/SECOM)

毎年大みそかに行われるサンパウロ市のカウントダウン年越しイベントが、2020年から2021年にかけては中止されると、7月17日(金)に同市のブルーノ・コヴァス市長が発表したと「G1」が伝えている。

同市の年越しイベントは、パウリスタ大通りの特設会場でフリーコンサートが行われ、100万人以上の人々が集まることで知られる名物イベント。

現在なお新型コロナウイルス感染症のパンデミックが拡大しつつあり、「現時点で100万人の人が集まるイベントの開催を考える余地はありません」(ブルーノ・コヴァス市長)

サンパウロ州新型コロナウイルス緊急対策センターのコーディネーター、パウロ・メンデス氏も「考えるまでもありません。(この決定は)多くの人命を救うことになります」と述べたという。

「G1」は、15日(水)にジョアン・ドリア州知事が、パンデミックが終息しない間は、大みそかのイベントや(来年の)カーニバルなど大規模イベントは開催すべきではないと発言したとも伝えている。

「わたしたちはわが国の歴史上、いかなる時代と比べても最も大きな悲劇の中にいます。祝福することなどなにもありません。祝賀することもなにもありません。わたしたちはパンデミックの最中に新年やカーニバルを祝えません」(ジョアン・ドリア州知事)

また知事は、ワクチンが開発され予防接種も可能となった場合にはイベントは開催できるが、現時点では不可能だと述べたという。

2021年のカーニバルに関して市は、現在、ブルーノ・コヴァス市長と各サンバ団体との間で、延期を含めた日程の調整を行うことで協議中とのこと。

7月17日(金)の20時に「オ・グローボ」、「G1」、「エシトラ」、「フォーリャ・ヂ・サンパウロ」、「UOL」、「エスタード・ヂ・サンパウロ」 によるメディア連合が各紙で発表した、新型コロナウイルス感染症に関する全国のデータは以下。

累計感染者    2.048.697人 (7月16日: 2.014.738人)
新規の感染者    33.959人 (7月16日: 43.829人)

累計死亡者    77,932人 (7月16日:  76,822人)
新規の死亡者   1,100人 (7月16日:  1,299人)

(文/麻生雅人)

■関連記事
ブラジルの新型コロナウイルス感染者、200万人を突破
シティバンク・ブラジルのエコノミストが同国の経済活動再開プロセスに警鐘
科学者グループが新型コロナウイルスの空気感染に関する共同意見書を提出。公共交通機関での密集は要注意
ボウソナーロ大統領、陽性反応後のインタビューで「コロナは雨」
ブラジルで新型コロナウイルス、1日あたりの新たな感染者5万4,771人を記録

このエントリーをはてなブックマークに追加