サンパウロで公園の再開、続々と

2020年 07月 22日

7月20日、サンパウロ市オルト・フロレスタウ公園。マスクとフェイスシールドを装着した来園者(写真/Rovena Rosa/Agência Brasil)

新型コロナウイルス感染拡大が止まらない中、7月20日(月)までにサンパウロ市内にある6つの州立公園が再開したと現地メディア「UOL」が伝えている。

再開したのはジューヴェントゥーヂ公園、オルト・フロレスタウ、ジェキチバー、ジャクイー、ビアシカ、ジャルヂン・エレナの6つの公園で、入園にはマスクの着用が義務付けられている。

開演時間は月曜から金曜までの朝10時から夕方16時までと限られているという。

公園で許可されているのは、ランニング、ウォーキング、サイクリングなど個人単位での身体活動で、コートやフィールドの使用は禁止されている。

公園内の図書館や博物館などの施設、併設されている保育園などは再開はしていないという。飲食などの屋台営業にも規則が設けられている。

ブラジルではここ数日、1日あたりの新規の感染者数は2万人台だったが、21日(火)は4万人を超えた。「UOL」は、新規の死亡者数も6月23日以来、最多となったと指摘している。

7月21日(火)20時に「オ・グローボ」、「G1」、「エシトラ」、「フォーリャ・ヂ・サンパウロ」、「UOL」、「エスタード・ヂ・サンパウロ」 によるメディア連合が各紙で発表した、新型コロナウイルス感染症に関する全国のデータは以下。

累計感染者    2.166.532人 (7月20日: 2.121.645人)
新規の感染者    44.887人 (7月20日: 21.749人)
,
累計死亡者    81,597人 (7月20日:  80,251人)
新規の死亡者    1,346人 (7月20日:  718人)

(文/麻生雅人)