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リオ市が海水浴を解禁

写真は8月2日、海水浴が解禁となったリオ市のビーチ(写真/Tomaz Silva/Agência Brasil)

リオ市では8月1日(土)から懸念する声が上がっている中、検疫体制がフェーズ5に緩和され、海水浴と、ビーチでの海水浴客むけ露天営業を解禁された。

現地メディア「オ・グローボ」(電子版)は8月2日(日)、この日曜日、リオでジャネイロ市は天気も良く海水浴日よりだったが、混雑したのはビーチよりも市街の路上だったと伝えている。

写真は8月2日、海水浴が解禁となったリオ市のビーチ(写真/Tomaz Silva/Agência Brasil)

フェーズ5の現在、海水浴は解禁となったが、砂浜に滞在することは禁止されたままなので、ひと泳ぎしたあとは歩道部分まで戻らなければならないことになっている。露天商が営業できるのはアルコール飲料と生もの以外で、営業時間は朝7時から夕方18時までとなっている。

リオっ子の間では、海水浴よりも、砂浜でのんびりと時間を過ごすことの方が好まれるといわれているため、ビーチへの人出は限定的だったのかもしれない。

日曜日に、車両通行止めにして遊歩道となっている市の南部(ゾナスウ)のレブロン地区にあるデウフィン・モレイラ大通りの一帯は、この日は大勢の人が集まり、歩行者も自転車も入り乱れソーシャルディスタンスは保たれていなかったという。

公共スペースでのマスク着用は市によって義務付けられているにもかかわらず、ウォーキング、日光浴、サイクリング、スケートボード、ローラースケートなどで通りに来ていたリオっ子や観光客たちの多くは、マスクを着用していなかった。

レブロン地区に隣接するイパネマ地区のヴィエイラ・ソウト大通りでも人出は多かった。

街には軍警察も配備されていたが、マスク着用やソーシャルディスタンスといったルールが守られていない状況を改善することはできなかった。

ただし、ビーチも混雑はしなかったものの、規則の違反はあったという。

海水浴の解禁が行われ最初の週末となった2日(日)、いくつかのグループがマスクを着用せずにビーチでも集まっていたという。レブロン地区では、軍警察がビーチに滞在していた人に警告をしたが、警察官が場所を離れるとまた人々は集まっていたという。

グローボの取材に対し軍警察官は「私たちは警告をしましたが、人々は、市は街を解放したと言い、だからそこに居るのですが、彼らはルールを知らないのです。私たちが立ち去ると、彼らはビーチにクーラーボックスやビーチウェアを持って戻り、何も警告されなかったかのようにふるまっています。まるでパンデミックが終焉したかのように。冗談じゃありません。私たちが相手にしてるのは大人なのに、まるで子どものようにふるまっています」と述べた。

8月2日(日)時にブラジル保健省が発表したデータによると、この日までのリオデジャネイロ州の新型コロナウイルスの感染者数は167,225人、死亡者数は13,572人で、人口10万人当たりの死亡率は78.6だった。リオ州の死亡率はホライーマ州(84.7)、セアラー州(84.4)、アマゾナス州(79.2)に次いで全国で4番目に高い。

8月2日(日)20時に「オ・グローボ」、「G1」、「エシトラ」、「フォーリャ・ヂ・サンパウロ」、「UOL」、「エスタード・ヂ・サンパウロ」 によるメディア連合が各紙で発表した、新型コロナウイルス感染症に関する全国のデータは以下。

累計感染者    2,733,622人 (8月1日: 2.708,876人/7月31日:2,666,298人)
新規の感染者  24,746人 (8月1日: 42,578人/7月31日: 52,509人)

累計死亡者    94,130人 (8月1日:   93.616人/7月31日: 92,568人)
新規の死亡者      514人 (8月1日:    1,048人/7月31日: 1,191人)

(文/麻生雅人)

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