エスコーラ・ヂ・サンバ独立連盟(LIESA)が2021年のリオのカーニバルの延期を発表

2020年 09月 26日

写真は2020年2月24日、リオデジャネイロ。カーニバル会場でのパライーゾ・ド・トゥイウチの行進(写真/Fernando Grilli/Riotur)

新型コロナウィルスのパンデミックが終息していないブラジルで、すでに延期を発表しているサンパウロ市やサウヴァドール市に続き、リオデジャネイロ市も、2021年のカーニバルの開催延期を公式に決定したと「G1」、「ヴェージャ・リオ」をはじめ現地メディアが伝えている。

新たな日程は決定しなかった。

9月24日(木)に行われたエスコーラ・ヂ・サンバ独立連盟(LIESA)で討議が行われた結果、同連盟のジョルジ・カスタニェイラ代表は「2月に祝祭を開催する条件は整っていないという結論に達した」と述べた。カスタニェイラ代表や複数のサンバ団体は、これまでにもワクチンが開発されない限りカーニバルの開催はありえないという姿勢をとっていた。

会議では、代替イベントの開催なども話題には上がったものの、決定したのは、延期をするということだけだった。ただし、6月はブラジル各地でフェスタジュニーナ(六月祭り)が行われることと、7月は東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定であることから、2021年の中旬の開催は避けるべきとの意見も出されたという。

(文/麻生雅人)