JICA オンライン・セミナー「日本のアルキ方 -国内日系人、デカセギからプロフェッショナリズムへ-」に写真家ジュニオール・マエダさんなどが出演

2022年 01月 27日

写真は2018年にJICA横浜移民資料館で開催された家ジュニオール・マエダさんの写真展(撮影/麻生雅人)

独立行政法人国際協力機構(JICA)は、オンライン・セミナー「日本のアルキ方 -国内日系人、デカセギからプロフェッショナリズムへ-」を2月3日(木)に開催する。

セミナーには、ブラジル南部リオグランヂドスウ州ポルトアレグリ市出身(静岡県浜松市在住)の写真家
ジュニオール・マエダさんと、日本生まれの日系ペルー4世で、東京農工大学大学院を卒業後、現在、化学メーカーの研究開発職に従事している安里・トレス・ルイス・アルベルトさんが出演する。

本セミナーは、「多文化共生・日本社会を考える」連続シリーズセミナーの第6回の講演となる。

公演の概要は下記(JICA HP https://www.jica.go.jp/event/20220203_01.html より)。

「1990年頃より中南米日系人がデカセギとして来日するようになりました。工場に就労し、長時間の3K作業に従事して日本の経済成長を支える一方、日常会話以上の日本語能力が必要とされなかった仕事環境もあって日本社会へ溶け込みづらく、またその子供たちも高等教育を受ける機会は多くありませんでした。

その中でも、努力を積み重ねて日本語を習得し、大学進学や起業・独立するデカセギ子弟も現れるようになり、日本生まれの若手日系人は、日本語に不自由せず、デカセギ経験者の親世代と違った生き方・暮らし方をするようにもなっています。

30年来の国内日系人の生き方、仕事観の変化、そして夢について、各世代の方々に語っていただき、日系人に限らない外国人の国内就労について、皆様と一緒に考えられる場になればと思います。
また今回は特別編と称し、JICA理事長の北岡から、本課題への取り組み意向についてもご挨拶申し上げます。

挨拶・講演時間約60分前後、その後質疑応答を約30分前後と予定していますので奮ってご質問をいただければ幸いです」

ジュニオール・マエダ、“デカセギ”の歴史を写真で伝える「デカセギ・プロジェクト」をはじめ、写真を通じてさまざまな活動を行っている。下記はTED HAMAMATSUでの講演映像。

オンライン・セミナー「日本のアルキ方 -国内日系人、デカセギからプロフェッショナリズムへ-」はZOOMを通じて2月3日(木)10時00分~11時30分に開催される(要事前登録)。

事前登録の締め切りは開催日の前日(2月2日)。定員は500名。登録は申し込みフォームより。

(文/麻生雅人)