くら寿司、万博会場と東京でポンデケージョを提供

2025年 05月 23日

【ブラジル】ポンデケージョ2
くら寿司が提供中のポンデケージョ(画像提供/くら寿司)

回転寿司チェーン「くら寿司」では、大阪・関西万博に参加する約70か国・地域の代表的な料理を再現したメニューを、全国のくら寿司各店で1商品ずつ販売する万博応援企画を実施している。

もともとは大阪・関西万博に出店している「くら寿司」が、万博会場店にて、万博に参加する国や地域の代表的な料理を再現したメニューを提供している。この万博参加国・地域の料理は、東京・埼玉・千葉・群馬で各店1品づつ提供されている。

ブラジル連邦共和国の代表料理として用意されているのは「ポンデケージョ」。現在、品川駅前店と東村山店で提供されている。今後、各店で提供されている特別メニューのアイテムの入れ替えが行われるとのこと。

くら寿司株式会社は「本場の味と食感を再現するために、国内で販売されているポンデケージョを全て取り寄せて研究しました。パルメザンチーズとゴーダチーズを使用し、タピオカ粉で独特の食感を再現しています」(広報部・小坂博之氏)と紹介している。

レシピは駐日ブラジル大使館で2回にわたる試食会を経て完成されたという。「本場の味に近づけるために、何度も改良を重ね、チーズの量も増やしました」(広報部・小坂博之氏)

万博会場のブラジル館では、館内の多目的ルームで、同国の多様な食文化を紹介する映像が上映されているが、ポンデケージョもその一例として取り上げられている。

ブラジル館のアデマール・スカリンスキ・ジュニオール館長は、「万博は一つの場所で多様な国の文化を体験できる貴重な機会です。日本の飲食店がブラジルの食文化に関心を持ち、ポンデケージョを提供してくださっていることを、大変嬉しく思います。ブラジルでポンデケージョは非常に人気で、大阪の『お好み焼き』にも匹敵する存在です」とコメントしている。

(文/麻生雅人)