パンデミック下のブラジル人の体験をテーマにした展示がサンパウロで開催

2026年 07月 13日

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写真は2021年5月14日。東京五輪に向けてブラジル代表団の一員として渡航する、元ヨット選手で金メダリストのトルベン・グラエル氏がワクチン接種を受ける様子(写真:Frazão/Agência Brasil)

ブラジリアでの開催を経て、巡回展「パンデミックの無限の記憶:私たちブラジル人全員による新型コロナの歴史」がサンパウロに到着した。新型コロナウイルス感染症パンデミック・デジタル記憶資料館(Memorial Digital da Pandemia de Covid-19)の収蔵資料への一般のアクセスを拡大する目的で企画されたこの展示は、サンパウロ文化センター(CCSP)で8月9日まで公開される。

同資料館は、パンデミック期の記憶を保存するためのデジタル記録アーカイブであり、ブラジル社会がパンデミックの期間中に蓄積した膨大な記録を収集・整理している。

展示はこのプロジェクトの派生企画で、ユニット型の展示構成として設計されている。来場者にパンデミックの影響や集団記憶の保存について考えるよう促すもので、没入型のインスタレーション、個人の証言、写真、映像、書簡、証言記録などを用い、デジタル資料を感覚的かつ共有的な体験へと変換している。

来場者が社会的隔離、喪失、科学、偽情報、連帯、集団記憶といったテーマについて理解を深めることが目的とされている。

サンパウロ市では、展示に合わせて並行プログラムも実施され、記憶、デジタル保存、科学、公衆衛生に関する討論や教育活動が行われる。午後の時間帯(15時30分〜20時)には、手話(Libras)による案内も実施される。

展示は入場無料で、サンパウロ文化センターにて火曜日から日曜日まで公開される。サンパウロでの会期終了後、展示はフォルタレーザ(セアラー州)、マナウス(アマゾナス州)、ポルト・アレグリ(リオ・グランジ・ド・スウ州)へ巡回する予定だ。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)