W杯期間中、駐日ブラジル大使館がサッカーパビリオンをオープン。ブラジル戦試合当日は、ブラジル式朝食もサービス
2014年 06月 2日駐日ブラジル大使館では、6月12日(木)~7月18日(金)の期間、同大使館の敷地内にサッカーパビリオンを設置する。6月2日(月)、アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日ブラジル大使が発表した。
この日、駐日ブラジル大使館では、「nakata.net Cafe@サンパウロ」のレセプションが行われ、アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日ブラジル大使が期間限定でサッカーパビリオンを設置する準備を進めていることを発表した。
パビリオンの建設が予定されているのは大使館本館の前面から道路までのオープンスペース。パビリオンは「建築界のノーベル賞」ともいわれるプリツカー賞を今年受賞した日本の建築家、坂茂氏が手掛ける。
「我が国の大使館の建物は1982年に、ブラジルを代表する建築家の一人ルイ・オオタケ氏の手で設計されました。ブラジルの文化と日本の文化を融合させるため、当大使館の前に日本の著名な建築家の坂茂氏に設計をお願いしたパビリオンを設置することにしました」(アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日ブラジル大使)
「nakata.net Cafe@サンパウロ」のためブラジルに渡る中田英寿氏がワールドカップをブラジルで見られることを羨ましく思う、という大使のコメントに、中田氏は「帰国した際は必ずパビリオンに立ち寄ります」と応えた。
ワールドカップブラジル大会開催期間の約40日間、パビリオンでは朝10時から夕方17時まで開放され、ブラジル産のコーヒーやオレンジジュースなどがふるまわれる。コーヒーはブラジルの「Café Pelé」が用意される予定。
「試合の時間は早朝になりますので、流石にみなさんに来てくださいとお願いするわけにいきません(笑)。しかし、ブラジル戦が行われる日の朝は、7時から10時まで、ブラジル式の朝食を振舞わせていただきます。その日を含め、10時から夕方17時までは連日オープンしています。ぜひ、ワールドカップについて意見を交わしあいましょう」(アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日ブラジル大使)
ジュースやコーヒー、ポンデケイジョといったブラジル産品を用いた朝食が用意される。現時点ではタピオカが用意されるという案も出ているようだ。
開催期間中、パビリオンではブラジル文化関連のプログラムも用意されている。6月15日(日)には17:00~小野リサさんのボサノヴァ・ライブも行われる。スケジュールなど詳細は駐日ブラジル大使館のホームページ内にあるpavilhaoを参照。
(写真・文/麻生雅人)