燃料や化粧品、輸入品で増税へ。政府の増収策の第一歩。失業保険など社会保障費も基準を改定へ

2015年 01月 15日
ブラジル ガソリン

基礎的財政収支の黒字目標達成と国内外の信用回復を優先課題とする第2期ジウマ政権では、ガソリンなどへの課税による増収案がまとまり、大統領も承認済みと14、15日日付伯字各紙が報じた。

経費削減策も部分的に動き始め、電気代なども適正価格に調整される見込みだ。

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新内閣の始動と15年のブラジル経済の行方

2015年 01月 14日
プラナウト宮

ブラジルも日本も昨年末に内閣が改造され、新年より新しい布陣となった。

特にブラジルは、国営石油公社ペトロブラスを中心とした大型汚職事件がきっかけとなり、政治家も今後相当数の起訴が見込まれ、大臣候補を含む予測リストが有力紙「エスタード・デ・サンパウロ」に掲載されたことにより、それらの人を除外した組閣となったため、ガラッとメンバーが変わった。

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14年のインフレ年間累積は6.41%。かろうじて目標上限守る

2015年 01月 13日
リオ バスターミナル

2014年の拡大消費者物価指数(IPCA)が(1月)9日に発表された。2014年の公式インフレ率は年6.41%となった。

懸念されていたインフレ目標の上限(6.50%)突破はなんとか回避したものの、15年の年頭は引き続き上限超えが心配されていると10日付伯字紙が報じている。

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ブラジリアでは2015年のサンバカーニバルが中止!? 資金不足で予算つかず

2015年 01月 13日
ブラジリアのカーニバル事情

首都ブラジリアがある連邦直轄区。地元の各エスコーラ・ジ・サンバ(サンバの団体)が利用している倉庫には、カーニバルのパレードのために準備された衣裳が積み重ねられている。

しかし今年、これらの衣裳は、使われることがないかもしれない…。

1月7日(水)に連邦直轄区政府が資金不足を理由にカーニバルのパレードの中止を公表したとき、会場となるストリートを除き、カーニバルの準備はほぼ整っていた。

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ブラジル、アンゴラとビザ簡素化協定を締結

2015年 01月 11日
ブラジル アンゴラ ビザ簡素化

ブラジルとアンゴラ政府は2国間のビザの認可を簡素化することを承認した。この協定は1月5日づけの官報に掲載された。

調印はブラジリアで2014年6月に行われた、アンゴラのジョゼー・エドゥアルド・ドス・サントス大統領とジウマ・フセフィ(ルセフ、ルセーフ)大統領の会談の際に行われた。

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サンパウロ市で公共運賃値上げ反対デモ、暴徒が放火など破壊行為

2015年 01月 10日
サンパウロ 運賃値上げ抗議デモ

サンパウロ市のバス、地下鉄、電車の運賃が3.50ヘアイス(レアル)に値上げされたことを受けて、1月9日(金)夜、市内で抗議デモが行われた。

デモは当初は平和的に行われていたが、コンソラサォン通りで一部の暴徒による破壊行為が行われ、逮捕者も出る混乱を引き起こした。現地メディア(「G1」同日づけ)が伝えている。

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ブラジルのデニム業界、2015年の行方は

2015年 01月 9日
ヴィトリーノ・カンポス

2015年、ブラジルのデニム市場は約5%の成長が期待されていて、業界全体で約190億ドルへ膨れ上がる–。NYのファッションメディア「ファッションタイムズ」が1月2日付けで、そんな記事を紹介している。

ラテンアメリカで最大の繊維関連企業のひとつカナチーバ社のマーケティングディレクター、ファビオ・コヴォラン氏が、デニム業界の展望をファッションニュースのポータルサイト「WWD」に語った。

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