サンパウロ市の路上カルナヴァウ2015、行進スケジュール
2015年 02月 1日市民が思い思いの仮装をしたり、あるいは楽団を組んだりするなど、さまざまな形のブロコが街に繰り出す路上のカルナヴァウ。
サンパウロでも1月31日からブロコがパフォーマンスをスタートさせた。現地メディア(「G1」やTVグローボ)が伝えている。
31日の朝10時からピニェイロス地区のオラシオ・サビーノ地区を賑わせたのは名物ブロコのひとつ、バンダ・ド・ブロキーニョ。子どもたちのためのブロコだ。
ヘプブリカに登場したウニードス・ド・グランジ・メウは、旧市街区(セントロ)で今年新たに結成されたブロコだ。
今年(2015年)は新しく結成されたブロコが多く参加しており、登録ブロコ数が2014年より100団体増えている。
コロンボロ・ジア・ピラチニンガは、皆が揃いの衣裳で仮装して行進する「コルダォン」とよばれる団体のひとつ。コルダォンはカルナヴァウでは歴史が古くトラディショナルなスタイルだ。同コルダォンはヴィラマダレーナ地区でカルナヴァウを歴史を受け継ぐグループだ。
このように、行進専用会場のサンボードロモで行われるサンバパレードとはことなり、市民が手作り感覚で楽しめるのが路上のカルナヴァウの醍醐味。中には、エスコーラ・ジ・サンバ顔負けのサンバ団体もあるが、必ずしもサンバだけが演奏されるわけではない。
ロックやポップスを演奏するブロコも少なくない。
サンパウロ市西部に初お目見えしたヒタリーナはロック、ポップス系の歌手ヒタ・リー(元ムタンチス)にオマージュを捧げたブロコだ。
タラード・ニ・ヴォセ(2月14日)はカエターノ・ヴェローゾにオマージュを捧げたブロコ。
アカデミコス・ド・バイショ・アウグスタ(2月8日)は、ウィウソン・シモニ―ニャが率いるブロコで、トゥリッパ・フイースも参加している。
<1月31日(土)>
「バンダ・ド・ブロキーニョ Banda do bloquinho」
場所/ピニェイロス地区オラシオ・サビーノ広場、時間/10時~13時
「ウニードス・ド・グランジ・メウ Unidos Do Grande Mel」
アフォシェー、フレーヴォ、サンバヘギ、マルシーニャ・ファンキ、サンバアシェーなどを演奏。場所/ヘプブリカ地区ドン・ジョゼー・ガスパール広場、時間/14時ごろ集合
「コロンボロ・ジア・ピラチニンガ Kolombolo Diá Piratininga」(公開練習)
場所/ベウミロ・ブラガ通り、アプレンジス・ダス・レトラス広場、時間/14時~16時。
「ヒタリーナ Ritaleena」
場所/ピニェイロス通りとコネゴ・エウジェニオ・レイチ通りの交差点。フランシスコ・レイタォン通り、アルトゥール・ジ・アゼヴェード通り、マテウス・グロウ通りを行進して出発地に戻る。時間/15時~。
以下、2月1日以降のスケジュールと出場ブロコ紹介に続く。
(文/麻生雅人、写真/Fernanda Carvalho/Fotos Públicas)
写真は2015年1月31日、路上のカルナヴァウを楽しむ子どものブロコ、バンダ・ド・ブロキーニョ