日本人サンバダンサー、リオ・オリパラ会式のオーディションを受ける

2015年 12月 6日

工藤めぐみ

インストラクターが紹介されるとステージ上で様々な動きが始まります。今回のオーディションは、ダンサーで無い人も参加しているのでレベルは様々。なので、私にとってはとっても優しいレベルからのスタートです。

練習中も審査ビデオを撮られているということで、わりかしニコニコと(出来てたと思う)。どんどん動きが複雑化し、音もついて速くなっていきます。

この審査の練習振付け、すごくよくできているなと思いました。

身体にリズムが入ってる人は、深くノッて踊れる。そうでない人は、マスゲーム的な感じに。サンバやフォホーを知ってる人は、腰が入ります。そうでない人は 格好がつきにくい。

表現力も、ポーズ一つ一つに感情が入る様になってて、やれちゃう人は とことんやれる訳です。私なんて、ここめっちゃ顔つくった(笑)。

一回目と同じ動きで、二回目は足だけを止める! 手は大きな動き。そうすると、不器用な人だけがおのずと横に大きくスライドして動いてしまうので審査する側も分かりやすいわけです。

うん、よく出来てる。

練習の最中、ぐるぐる隊列がかわりますから、最前列の時はめっちゃ笑顔で踊りました(笑)。

さて。この練習を終えたら、一列ごとにビデオ撮り。1人2回踊れるチャンスがありました。私はとりあえず振りつけを間違えず表現力でアピーール。そうしたら前方のテーブル席の怖そうだなーと思ってた審査員の女性がウィンクと拍手をくれました。まずは好感触!?

ラストは全員で踊って、拍手。ああ、終わったーーと思ったら、「自己PR 特技のある人はここに一列に並んで」とアナウンスが。

来たーーーーっ(次ページへつづく)。

(写真・文/工藤めぐみ)

著者紹介

工藤めぐみ Megumi Kudo

工藤めぐみ Megumi Kudo
9歳よりクラシックバレエを基礎にサンバを始める。
2008年にリオデジャネイロの名門エスコーラ・ジ・サンバ「サウゲイロ」のパシスタのオーディションに合格。
2009年~2011年、2013年~2014年に同団体のパシスタとして、リオのカーニバルに出場している。「サウゲイロ」の選抜メンバーによるサンバショーのメンバーでも、唯一の日本人として参加している。
帰国中は、プロフェッショナルのダンサー(SMAPドームツアー、山下智久コンサートのサンババックダンサーなど)や、ダンスインストラクターとして活躍。神戸にてダンス教室「MEGUサンバダンス」を主催するほか、地元のサンバチーム「Feijão Preto(フェジョン・プレット)」のダンサーリーダーも務める。神戸まつり、浅草サンバカーニバルをはじめ全国のサンバ関連イベントでも活躍。

「Feijão Preto(フェジョン・プレット)」http://www.feijaopreto.net/

「MEGUサンバダンス」http://www.feijaopreto.net/sambadance.htm
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