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日本人サンバダンサー、リオ・オリパラ会式のオーディションを受ける

工藤めぐみ

そりゃ絶対行くでしょ。ひとりひとり、スピーチしたり踊ったりして、いよいよ、「はい、そこの日本人、どうぞ!」と私の番。

すかさず「私は、日本人ですがリオと日本を往復して8年。サウゲイロのパシスタをやっています。リオデジャネイロと日本の架け橋になりたいです!!」。

言えた!

だって2016年リオオリンピックの次は2020年東京オリンピック。こんな奇跡的なことってあります!?

すると早速 サンバを見せて、と。

よしきた!

めーーーちゃ笑顔で、めーーーちゃアピーール。

「えぇーーー なんてこと! 日本人がこんなにサンバが踊れるの!?」と会場中から拍手。ありがとうございます。

するとインストラクターの男性のひとりが「あれー、あなたサウゲイロに去年もいたよね? サウゲイロショーで日本人が踊ってるのに驚いて、あなたの動画と写真を撮ってあるんだけど!!」って。

なんとも偶然。そしてみんなもすんごく驚いて。ナイスアシストすぎる~。サクッと挨拶して後ろへ下がったら今度はまた違う女性が「あなた日本人でサウゲイロのパシスタなの? 少しお話を聞かせてもらえる?」と。

これはとってもイイ流れかもしれない!! 最後に、連絡先を伝えて。「Boa sorte!! 成功を祈ってるわ~」と。オーディションが終わると、サンバ凄かったよ!って、オーディション受けたみんなが一緒に写真撮ろうって言ってくれました。

終わった後だから皆、顔が安心してる(笑)。素敵な写真を頂き、とっても良い想い出になりました。

帰りは22時過ぎてたのでそのうちの一人の彼(彼女?)に声をかけて途中まで一緒に帰ったのですが、彼はなんとこの日の為に、ブラジルの北部ベレンからわざわざオーディション受けに来たのだそうです。

他にも、ブラジル中からオーディションを受けに来てました。かくいう私はブラジルの真裏の日本からだから、1番遠い国の人だったのかも(笑)。彼らとFBで繋がったので、翌日ページをみていたら、皆リオ観光してて(笑)、ちょっとホッコリしました。

それにしても、オーディションは何をするのかがまったく分からなかったから本当に緊張しました。気づけば3時間、頑張っていました。

で、このオーディションの結果が分かるのは来年の3月~4月(笑)。待ち遠し過ぎるでしょ(笑)。

でも今回は結果がどうあれ、1995年に親子でサンバを始めて2004年に10代ではじめて単身リオデジャネイロに乗り込んで、そこからリオと神戸の往復人生がはじまりサンバを突き詰めてきた自分が、リオデジャネイロ・オリンピックという大イベントに、少しでも日本人の私が関われたらなと。

このオーディションは受けるだけでも私には意味があったので、今はホッとしています。

頑張る姿を見せられて、親孝行も少しはできたかな…!?

もちろん、平行してサンバダンサー工藤めぐみ、サンバの練習にも励んでますよ。カーニバルまであと2ヵ月です。

(写真・文/工藤めぐみ)

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著者紹介

工藤めぐみ Megumi Kudo 9歳よりクラシックバレエを基礎にサンバを始める。2008年にリオデジャネイロの名門エスコーラ・ジ・サンバ「サウゲイロ」のパシスタのオーディションに合格。2009年~2011年、2013年~2014年に同団体のパシスタとして、リオのカーニバルに出場している。「サウゲイロ」の選抜メンバーによるサンバショーのメンバーでも、唯一の日本人として参加している。帰国中は、プロフェッショナルのダンサー(SMAPドームツアー、山下智久コンサートのサンババックダンサーなど)や、ダンスインストラクターとして活躍。神戸にてダンス教室「MEGUサンバダンス」を主催するほか、地元のサンバチーム「Feijão Preto(フェジョン・プレット)」のダンサーリーダーも務める。神戸まつり、浅草サンバカーニバルをはじめ全国のサンバ関連イベントでも活躍。

「Feijão Preto(フェジョン・プレット)」http://www.feijaopreto.net/
「MEGUサンバダンス」http://www.feijaopreto.net/sambadance.htm