カーニバルより盛り上がる!? フェスタジュニーナ(6月祭)の起源

2016年 06月 20日

フェスタジュニーナ

ノルデスチ(ブラジル北東部)では、毎年6月になると各地で祭りが開催されます。この祭りのことを、6月の祭り(=フェスタ・ジュニーナ)と呼びます。

日本ではカーニバルに比べると認知度は低いですが、地域によってはカーニバルと肩を並べるほどか、それ以上に重要視されているお祭りです。

フェスタ・ジュニーナはブラジル中でお祝いされますが、特にノルデスチ(ブラジル北東部)及び内陸部で盛んにおこなわれており、サンパウロやリオデジャネイロ等の都市部ではこれらの地域のように盛大に祝われることはありません。フェスタ・ジュニーナで最も有名な町は、ペルナンブーコ州のカルアルとパライーバ州のカンピーナ・グランジです。

さて、このフェスタ・ジュニーナの起源とは…(次ページへつづく)。

(文/唐木真吾、写真/Diogo Vianna/Ascom FCP)
写真は2015年、パラー州ベレンで行われたフェスタ・ジュニーナの出し物。北部パラー州でもフェスタジュニーナのイベントが開催される

著者紹介

唐木真吾 Shingo Karaki

唐木真吾 Shingo Karaki
1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。
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