カテゴリ : column リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピック特集
2016年 08月 9日 13:06
日程の関係で、サッカーのグループリーグは既に始まっていたが、8月5日(金)(日本時間6日(土))に開会式がリオデジャネイロのマラカナンスタジアムで無事に行われた。まさに「無事に」という言葉がもっともふさわしいと思う。
このリオ五輪は、2009年に東京などのライバルに競り勝ち開催が決まったのだが、決定した日の夜、当時住んでいたブラジルのサルヴァドールの街なかで、人々がオリンピックの開催決定を喜んでいた姿がはっきりと思い出される。
東京は選ばれなかったが、筆者も南米初の五輪開催の決定を心からおめでとう、と思った。
2009年当時、ブラジルはBRICsの筆頭として経済状態は上り調子で、前途洋々たる将来を国民の誰もが疑わなかったことだろう。しかし、そんな上り調子の経済状況は長くは続かなかった。あの頃の勢いが嘘のように、今のブラジルは停滞しきっている。
2014年のサッカーW杯のときもそうだったが、今回のリオ五輪は特に本当に開催できるのかと思わざるを得なかった。
筆者は、今年3月にリオデジャネイロにあるメインスタジアムのマラカナンスタジアムの前にも行ったが、本当にここでオリンピックが行われるのか、と思ったものだ(次ページへつづく)。
(文/コウトク、写真/Roberto Castro/Brasil2016)
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