リオデジャネイロ・パラリンピック開会式 写真集

2016年 09月 11日

リオ パラリンピック 開会式

国の6都市(ブラジリア、ベレン、ナタウ、サンパウロ、ジョインヴィーリ、リオデジャネイロ)で行われてきた聖火リレーの映像が映し出され、いよいよ聖火がマラカナンスタジアムに入場した。

聖火とともに入場したのはアテネ・パラリンピックのアントニオ・デウフィーノ・ヂ・ソウザ。2000年のシドニー・パラリンピック男子陸上400m銀メダル、2004年のアテネ・パラリンピック男子陸上では200m、400mで金メダルを受賞している。

聖火はアントニオから、ブラジル人で初のパラリンピック金メダリスト(1984年のニューヨーク・パラリンピック、女子陸上200m)のマルシア・マウサール、数々のパラリンピック大会で4つの金メダルと8つの銀メダル、一つの銅メダルを獲得したスプリンターのアドリア・ホッシャ・サントス、そして2004年のアテネ・パラリンピックで6種目で金メダルとひとつの銀メダルを獲得したほか、多数の大会で活躍した水泳のクロドアウド・シウバへと受け継がれた。

杖を突きながら聖火を運んだマルシア・マウサールは雨で床が滑りやすかったこともあり転倒したが、助けられ立ち上がり、聖火リレーを続けて会場中から拍手を受けた。

クロドアウド・シウバは車いすで、雨で滑りやすくなっているスロープを上りきり、聖火を点灯した。

会場に歌手・俳優のセウ・ジョルジが登場、ゴンザギーニャの「イ・バモス・ア・ルタ」、ホベルト・カルロス&エラズモ・カルロスの「エ・プレシーゾ・サベール・ヴィヴェール」に合わせて、ダンサー、ボランティアたちが踊った。

リオ パラリンピック 開会式

(文/麻生雅人、写真/Beth Santos/PCRJ)