ブラジルの「6月祭り」名物、世界最大の”足型のお菓子”とは

2017年 06月 18日

ペ・ジ・モレッキ ミナス

「ペ・ジ・モレッキ(いたずらっ子の足)」を巨大化したお菓子のイベントは毎年ニュースでも取り上げられることもあり、この季節の風物詩にもなっている。今年もイベントが開催され祭りを盛り上げていると、地元メディア「オ・グローボ」、「G1」、「UOL」などが伝えている。

一足早く、「世界最大のペ・ジ・モレッキ(いたずらっ子の足)祭」を開催したのは、ミナスジェライス州ピランギーニョ市。イベントは6月10日(土)に開催された。同市では12年目のイベントとなる。

今年(2017年)披露されたお菓子は22メートル22㎝で、昨年(2016年)の21メートルを1メートル以上上回り、主催者はこれが”世界最大の「ペ・ジ・モレッキ(いたずらっ子の足)」”とアナウンスしたという。

ペ・ジ・モレッキ

「ペ・ジ・モレッキ(いたずらっ子の足)」はミナスジェライス州の州法で、同州の無形遺産として認定されており、”ペ・ジ・モレッキ(いたずらっ子の足)の郷”と呼ばれるほど名産地として知られるピランギーニョ市では、国道459号線沿いにいろとりどりのテントの屋台が並び、各店が、家族に代々伝わる秘密のレシピで作った自慢のペ・ジ・モレッキ(いたずらっ子の足)を売っている。

今年の「世界最大のペ・ジ・モレッキ(いたずらっ子の足)」は20の生産者によってつくられ、10日(土)、推定1万人の観光客の前でカットされ、ふるまわれたという。

一方、ペルナンブッコ州カルアルー市では、世界最大のペ・ジ・モレッキ(いたずらっ子の足)を披露するイベントは今年で20回目を迎えた。

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(文/麻生雅人、写真/RankBrasil/Divulgação)
写真上はミナスジェライス州ピランギーニョ市のフェスタ・ジュニーナ(6月祭り)で作られた巨大ペ・ジ・モレッキ(2015年)。写真下は市販のペ・ジ・モレッキ