ブラジルの「6月祭り」名物、世界最大の”足型のお菓子”とは

2017年 06月 18日

フェスタ・ジュニーナ ぺ・ジ・モレッキ

カルアルー市ヘンデイラス地区の聖母アパレシーダ広場で6月16日(金)、今年もこの地域のフェスタ・ジュニーナ(6月祭り)名物の巨大「ペ・ジ・モレッキ(いたずらっ子の足)」がつくられた。

振舞われたこの巨大なお菓子は、香辛料のクローブ(cravo)20kg、シナモン(canela)20kg、ハーブのアニス(Erva-Doce)20kg、たまご3500個、削ったココナッツ70kg、ナッツ80kg、グアヴァを使ったペースト状のジャム風のお菓子(doce de goiaba)60kg、マーガリン350kg、重曹5kg、チョコレート40kg、砂糖30kg、ケーキミックス800kgを使い、6人がかりで6日間かけてつくられたという。

お菓子のサイズは報道されていないが、2016年は長さ19メートルだったという。

また、カルアルー市のフェスタ・ジュニーナ(6月祭り)は、「ペ・ジ・モレッキ(いたずらっ子の足)」だけでなく、市内の各地域でさまざまな巨大な食べものがつくられる。

Maior Cozido de Milho

5月27日(土)には「第17回世界最大のゆでとうもろこし、バター添え祭り」が同市のペトロポリス地区にあるジェラウド・ボルバ広間でふるまわれた。こちらは、とうもろこし自体が巨大なのではなく鍋が巨大、というケース。とうもろこしは約1500本、バターは25リットル使われたという。

そのほか、6月3日(土)にはサンジョアン・ダ・エスコシア地区で、世界最大かつ最高のホットチョコレート、4日(日)には同地区で、世界最大のカウジーニョ(スープ)、10日(土)にはアガメノン・マガリャンイス大通りで、世界最大のケンタォン(カシャッサで作るホットドリンク)、14日(水)にはインヂアナポリス地区で、巨大トウモロコシケーキなどがふるまわれた。

(文/麻生雅人、写真上/Prefeitura de Caruaru、写真下/Divulgação)