【コパアメリカ2019】ブラジルの快勝で開幕!
2019年 06月 18日
6月14日(金)21:30(日本時間15日(土)9:30)、コパアメリカ ブラジル大会が、サンパウロのモルンビースタジアムで開幕した。
今回の大会は、ブラジルの5都市6会場で行われる。
北からフォンチノーヴァ(サルヴァドール)、ミネイラォン(ベロオリゾンチ)、マラカナン(リオデジャネイロ)、コリンチャンスアリーナ(サンパウロ)、モルンビースタジアム(サンパウロ)、グレミオアリーナ(ポルトアレグリ)である。
ほとんどが、2014年W杯ブラジル大会で使用されたスタジアムで、数多くの熱戦が繰り広げられた。
しかし、そんな中、W杯では使用されなかったサンパウロのモルンビースタジアムが、開幕戦の会場に選ばれたのだ。
モルンビースタジアムは、普段、サンパウロFCのホームスタジアムとして使用されている。収容人数は約68,000人で、ブラジルではリオのマラカナンに次ぐ大きさだ。
2014年W杯ブラジル大会のために新設されたコリンチャンスアリーナができるまでは、サンパウロのスタジアムといえば、このモルンビーと公営のパカエンブースタジアム、そしてブラジル1部の名門チーム、パウメイラスのホームスタジアムであるパルキアンタルチカが挙げられる。
自前の大型スタジアムを持っていなかったブラジル屈指の人気チーム、コリンチャンスは公営のパカエンブースタジアムをホーム代わりに使用していた。
サンパウロで大きな試合が行われるのは、決まってモルンビーかパカエンブーだった。サンパウロで、ブラジル代表戦が行われるのも、その収容人数の関係からほとんどモルンビーだった。
また、サンパウロ市から約70キロ離れたサントス市にホームを構えるサントスFCは、サントス市内にあるホームスタジアムの収容人数が約15,000人と小さく、ホームアンドアウェイで行われるリベルタドーレス杯での決勝戦では、モルンビーもしくはパカエンブーをホームスタジアムとして試合会場として選ばれていた。
そんなモルンビースタジアムで、ブラジル対ボリビアの開幕戦が行われた。
ネイマール、そしてバルセロナで活躍する期待の若手、MFアルトゥールも負傷でメンバーから外れたブラジルが、どのようなメンバーでどのような攻撃を繰り広げるのか注目の一戦だった。
GK、DF、MFは、今までの実績ある選手が並んだ。
しかし、FWには、フィルミーノ(リバプール)は順当だが、若手のリシャルリソン(エバートン)とダヴィド・ネーレス(アヤックス)が先発した。
ブラジル代表のユニフォームは、白を基調に青のアクセントが施されたものだった。
初めて見るユニフォームだが、ちょうど100年前の1919年にブラジルがコパアメリカで初優勝したときのユニフォームらしい。見慣れないが、なかなかかっこいい。
さて、試合は、ブラジルが一方的に攻めるもゴールが奪えない。
前半をスコアレスで終えたブラジル代表に対し、スタジアム中の観客からはブーイングの嵐が巻き起こっていた。
後半早々、試合が動いた。
後半5分、PA内でのボリビア選手のハンドにより、ブラジルがPKを得て、MFコウチーニョがゴールを決めたのだ。
ネイマール不在の中、エースは俺だ、とアピールするように、PKのキッカーを務め、見事にゴールを決めたのだ。
そして、その3分後、フィルミーノからのクロスを、またもやコウチーニョが頭で決めて、一気に2-0となった。
そして、終盤の後半40分、MFダヴィド・ネーレスに代わって入ったエヴェルトン(グレミオ)がPA外45度の角度から放ち、きれいな弧を描いたシュートはゴールマウスに入っていった。
結局終わってみれば、3-0でブラジルの快勝。ブラジルにとってこれ以上ないいスタートを切ることができた。
既に開幕し3日間が過ぎており、他の国の初戦はどうだっただろうか。
ブラジルの最大のライバル、アルゼンチンは、コロンビア相手に0-2で敗れている。
古豪ウルグアイは、エクアドル相手に4-0と快勝している。
そして、日本はいよいよ17日(月)20:00(日本時間18日(火)8:00)にディフェンディングチャンピオンであるチリと対戦する。
どのような戦いが繰り広げられるか、今から、とても楽しみだ。