メッシ、ネイマールなどPSGの5選手、サッカークリニックで少年・少女たちと交流

2022年 07月 18日

7月18日、 秩父宮ラグビー場 エアトリ presents PSG JAPAN TOUR 2022 キッズ・サッカークリニックに参加したネイマール(撮影/コウトク)

7月18日(月)午前中に、秩父宮ラグビー場(東京・港区)で、エアトリ presents PSG JAPAN TOUR 2022の一環として、小学生を対象としたキッズ・サッカークリニックが行われた。イベントには日本全国から集まったサッカー少年・少女43名が参加した。

第1部のトレーニングを経て、第2部からはパリ・サンジェルマンのスーパースター選手5名も参加して、会場を盛り上げた。

7月18日、 秩父宮ラグビー場 エアトリ presents PSG JAPAN TOUR 2022 キッズ サッカークリニック参加者たち(撮影/コウトク)

この日参加した選手は、昨日行われた記者会見にも参加したエムバぺ(フランス代表)、メッシ(アルゼンチン代表)、ネイマール(ブラジル代表)に加え、マルキーニョス(ブラジル代表)、セルヒオ・ラモス(元スペイン代表)の5選手。皆が皆、世界的プレーヤーである。

冒頭、選手を代表して、マルキーニョス選手が挨拶を行った。

「皆さんこんにちは! パリ・サンジェルマンの選手として、ここにいることができてとても嬉しいです。自分たちの夢が始まったのも、あなたたちと同じように子どもの時でしたので、ここにいることができ、皆さんの夢の一部になることができてとても嬉しいです」(マルキーニョス選手)

選手たちは2つのグループに分かれて、子どもたちとのサッカーを楽しんだ。ひとつのチームにはメッシとマルキーニョス、もうひとつにはエムバぺ、ネイマール、セルヒオ・ラモスが参加した。2つのグループに分かれてはいたが、時間を区切って全員が両方のグループでプレーできるようになっていた。

7月18日、 秩父宮ラグビー場 エアトリ presents PSG JAPAN TOUR 2022 キッズ・サッカークリニックに参加したマルキーニョス(中央)(撮影/コウトク)

選手たちは、とてもリラックスモードで、サッカー少年・少女たちにとっては夢のような時間だったことだろう。

ネイマールとエムバぺは、昨日の記者会見では言葉を交わすシーンは見受けられなかったが、今回はグループが一緒になったこともあり、笑顔で談笑しているシーンも見られた。

15分ほどプレーした後、全員がグランド中央に集まり、5選手に対しての質疑応答が行われた。

ブラジルの2選手に対して、興味深かい質問も飛び交った。

7月18日、 秩父宮ラグビー場 エアトリ presents PSG JAPAN TOUR 2022 キッズ・サッカークリニック 質疑応答の風景(撮影/コウトク)

昨日行われた記者会見でもメッシ愛が感じられたネイマールは、「憧れていた選手は誰ですか?」と質問に、メッシの名も挙げた。

「小さいときはブラジル代表選手のロナウド、ロビーニョ、カカー、そして大きくなってからはメッシ。彼らのプレーしている姿、ドリブルしている姿を見て、インスピレーションを受けた。大人になってから、彼らと一緒にプレーできるようになったことが何より嬉しい。僕らも、君たちをインスパイアできる選手になれたらとても嬉しい」(ネイマール選手)

マルキーニョスは「日本食で食べてみたいものはありますか?」という質問に「先月、ブラジル代表で来日した時に、チームメイトたちと寿司、テマキ、ヤキソバなどの日本食を食べた。また食べることができたら嬉しい」と答えた。

「テマキ」、「ヤキソバ」という言葉を聞いて、ブラジル、サンパウロ出身のマルキーニョスらしい答えだなと思った。ブラジルでは、テマキが人気だ。手巻き専門店も結構あり、「テマケリーア」と呼ばれるファストフード店では、生魚以外にもフルーツなどもご飯に巻いて食べたりしている。ヤキソバは、サンパウロのリベルダージ(東洋人街)や日系のお祭りなどに行くと必ずあり、人気メニューとなっている。

(文/コウトク)

著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

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