ゴイアス州のジェズーポリス市を“パモーニャの都”に制定する法案出される

2023年 09月 8日

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茹でられるパモーニャ(写真/Marco Dias)

すりおろしたトウモロコシを練った後、トウモロコシの葉などにくるんで茹でて作られる、ブラジルの定番の軽食の一つであるパモーニャ。

そんなパモーニャの名産地として知られるゴイアス州において、州のほぼ中央に位置するジェズーポリス市が、州の“パモーニャの都”となるべく法案が提出されていると、同州の立法議会が伝えている。

法案を提出したのはアミウトン・フィーリョ議員(MDB)で、同法案は議会で承認されており、現在はホナウド・カイアード知事(UB)による承認待ちとのこと。

「有名なパモニャーダ(コミュニティの人々が作業を分担して、トウモロコシの収穫からパモーニャづくりまでを行う名物行事)の重要性、そしてトウモロコシの収穫そのものが、地域の連帯性と経済を活性化しているという事実は、ジェズーポリス市は、提出された形で再認識されることが正当と考えます」(アミウトン・フィーリョ議員)

さらにアミウトン議員は、コロネウ・アダイウトン議員の法案を基に成立した州法第21.742/23号によって、「ジェズーポリスのパモニャーダ」がゴイアス州の市民・文化・観光カレンダーに加わったことも指摘している。

「ゴイアスでは伝統となっているこの行事に、私もいつも参加しています。4月に行われた直近で開催されたイベントでは、家族農業や学校給食のために2万個以上のパモーニャが作られました。記念日制定が州法で認知されることを願っています」(アミウトン・フィーリョ議員)

(文/麻生雅人)