スーパーフード、2017年秋冬もレッドフルーツがトレンド。カカオニブ、ファッロなども注目集める
2017年 06月 26日6月21日(水)、日本スーパーフード協会は、日本における2017年秋冬のスーパーフードのトレンドを予測した「2017 F/Wトレンド予測 スーパーフードランキング TOP10」を発表した。
このランキングは、日本スーパーフード協会のアメリカ支部のリサーチをもとに日本の本部が制作、発表したもの。日本市場の今年の流れとの擦り合わせを行った上で、2017年後半に日本でブームとなる可能性が高いスーパーフード10品目を予測し、ランキング形式で公開した。
同協会はスーパーフードを「栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること」、「一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ」と定義している。
同協会は2016年11月に「2017 S/Sトレンド予測 スーパーフードランキング TOP10」を発表しているが、 F/Wトレンド予測のランキング1位は、春夏トレンド予測と同じくレッドフルーツだった。
レッドフルーツには、ビタミンCがレモンの34倍で「天然の美白サプリメント」と称されるアセロラや、海外の人気モデルが愛用しているゴジベリーなどがある。これらのフルーツは赤い成分のポリフェノールによる抗酸化作用を持ち、アンチエイジングにも効果的なスーパーフードだという。日本ではドラゴンフルーツの名でも知られるサボテン科の植物の果実ピタヤのうち色の赤いレッドピタヤもまた、スーパーフードとして注目が高まっている。
また日本スーパーフード協会はレッドフルーツ人気の背景に、国際流行色委員会が2017年のトレンドカラーを「リーディングレッド」としたことも影響していると推測している。
そんなレッドフルーツの中でもとりわけ注目度がますます高まっているアセロラは、直径2cm位の果実で、果皮は赤く果肉は淡い黄色。産地はブラジル、ベトナム、沖縄など。
日本スーパーフード協会によるとアセロラにはレモン果汁の約34倍のビタミンCが含まれているため美白効果が期待できると共に、アセロラポリフェノールとのWの力で抗酸化作用に大変優れているとのこと。
ゴジベリーはクコの実と呼ばれ、日本では杏仁豆腐の添え物としても知られる果実。「アサイーカフェ 渋谷ヒカリエShinQs店」のアサイーボウル、ピタヤボウルのトッピングアイテムに使われるなど、スーパーフードとして広く注目されている。
ゴジベリーの赤い成分に美肌に効果的なβ‐カロテンや紫外線やパソコンのブルーライトから目を守る「ゼアキサンチン」という抗酸化成分が含まれていることが広まり、眼の老化予防までも含めたアンチエイジング需要が高まっているという。
「2017 F/Wトレンド予測 スーパーフードランキング TOP10」のランキング、第10位~第2位は以下(次ページへつづく)
(写真中(健康博2017)・文/麻生雅人、写真(アセロラ・ピューレ)/フルッタフルッタ、写真(ゴジベリー)/日本スーパーフード協会)
写真上はブラジル直輸入のアセロラ果実100%(無添加)の冷凍ピューレ。楽天「キョーダイマーケット」(http://item.rakuten.co.jp/kyodai/17277/)などで買うことができる。アサイーカフェ 渋谷ヒカリエShinQs店」でもアセロラの無添加ジュースを飲むことができる。
写真中は「健康博2017」で紹介された、スティック入りの「アセロラパウダー」(アセローラフレッシュ)。レモン代わりに紅茶に入れるなどの用途がおすすめ