レニー・クラヴィッツ、植民地時代から続くリオの農場を購入
2020年 01月 26日
アメリカ合衆国の歌手レニー・クラヴィッツは1年の一部を、リオデジャネイロ州の内陸部にあるドゥアス・バーハス市に購入した農場で暮らしているという。「G1」など、「R7」など現地メディアが伝えている。
この農場は植民地時代の19世紀から続いている農場で、レニーは2003年に約1200万レアル(約3億1400万円)で購入している。
リオ州北部に位置するこの辺りはミナスジェライス州との州境にも近い山間の土地で、牧畜や農業も盛んな場所だ。近隣のカルモ市ではカシャーサ・ダ・キンタ、ノヴァ・フリブルゴ市ではファゼンダソレダージなど、クラフトカシャッサの銘酒も造られている。
農場では野菜やフルーツも栽培して、収穫も行っており、自給自足の生活も可能となっている。
外界から隔離された環境に身を置いて作曲を行うのにも、この農場は最適な場所だという。
「わたしは、人々と触れ合いながら暮らしている、この場所でのライフスタイルと、ここで過ごす生活が気に入っています。実はここは、わたしが生まれ育った場所によく似ているのです。だからここが大好きです」(レニー・クラヴィッツ)
植民地時代のまま残されている大邸宅は、外観はそのままで使われている。
敷地内にはスポーツジム、シュハスケイラ、プール、ゲストハウスがあり、邸宅内には、セッションもできるスタジオ設備、さまざまなアート作品、レニー自身が撮影した写真作品、デザイナー家具などもあり、中にはかつてアンディ・ウォーホルが所有していた肘掛け椅子もあるという。
レニーは農場の暮らしについて、「ARCHITECTURAL DIGEST(アーキテクチュラル ダイジェスト)」の公式YouTubeで紹介しているほか、ファッション誌「VOGUE JAPAN」2020年3月号でもインタビューの中で語っている。
(文/麻生雅人)