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住民の約75%がウクライナ系のプルデントーポリス市、避難民受け入れを表明

写真は聖ヨサファト教会。プルデントーポリス市にはウクライナ系の教会が50以上あるという(写真/Divulgação/Paróquia São Josafat)

世界最大の日系コミュニティを擁することでも知られる移民大国ブラジルには、ウクライナからの移民も多く暮らしている。

ブラジル南部パラナ州にあるプルデントーポリス市は、同市のデータによると、人口5万2776人の約75%がウクライナ系であり、同国最大のウクライナ系コミュニティがある都市とのこと。

ロシアによるウクライナへの侵攻をうけて24日(木)、市内のウクライナ広場で住民たちによるロシアへの抗議集会が開かれた。地元メディア「G1」が伝えている。

参加者の一部は、刺繍が特徴となっているウクライナの服や、19世紀にウクライナの国境を守ったコサックの衣装を身にまとっていたという。

集会にはカトリック宗徒も参加して、ウクライナ国旗を掲げウクライナの国歌につづきブラジル国歌が歌われ、ブラジルのウクライナ系住民によるギリシャ・カトリックのドン・メロン・マズール司教をはじめ教会関係者は宗教的な祈りを捧げたという。

また、プルデントーポリス市はウクライナのテルノーピリ市(キエフ市から461㎞の距離にある)と姉妹都市であることから、同市のオズネイ・スタドレール市長は、ロシアからの攻撃を受けたウクライナの人々に対し避難を呼びかける公式書簡を、テルノーピリ市のセルゲイ・ナダル市長に送ったとのこと。

ウクライナからの移民がプルデントーポリスに初めて到着したのは1896年のこと。書簡には「この地で歴史を築き、我々の国の生活様式にダイレクトに影響を与えた最初の移民を、100年以上前に受け入れた時と同じように、プルデントーポリスは、ウクライナの人々に門戸も心も、開いています」と記されているという。

ブラジル地理統計院(IBGE)によると、現在ブラジルには世界で4番目のウクライナ系コミュニティがあり、約50万人のウクライナ人とその子孫が暮らしているという。

(文/麻生雅人)

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