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ブラジルの国民的人気司会者・コメディアン、ジョー・ソアーリスさん死去

15年に渡り司会を務めた「プログラマ・ド・ジョー」(写真提供/Rede Globo/gshow/Divulgação)

ブラジルの国民的人気司会者、コメディアン、俳優、作家のJô Soares ジョー・ソアーリスさん(84)が8月5日(金)の未明2時30分頃、死去したと現地メディア「G1」などが伝えている。

ブラジルで最も偉大な司会者のひとりとして知られるジョー・ソアーリスさんは、近年はTVグローボ系列で2000年~2016年まで放映された長寿トーク番組「プログラマ・ド・ジョー」でお茶の間で親しまれていた。

サンパウロ市のシリオ・リバネース病院に7月28日から入院していたという。死因は明らかにされていない。埋葬や通夜の案内も現時点でh公表されていない。

ジョー・ソアーリスさんの死亡は元妻であるフラーヴィア・ペドラさんによって公表され、シリオ・リヴァネース病院の広報を通じて確認された。

1938年にリオデジャネイロで生まれたジョー・ソアーリスさんは、ブラジルにおけるスタンダップコメディのパイオニアで、同国の喜劇史上最も重要なコメディアンの一人と考えられている。「ア・ファミリア・トラッポ」(1967~1971)、「プラネッタ・ドス・オーメンズ」(1976~1982)、「ヴィヴァ・オ・ゴルド」(1981~87年)など番組で人気を博した。

インタビュアー、俳優、作家、劇作家、監督、脚本家、画家など、多彩なジョー・ソアーリスの芸術活動のすべてにおいて、ユーモアはトレードマークだった。

グローボ系列のサイト「メモリア・グローボ」の中でも自ら「私がやってきたこと、私がやっていることはすべて、常にユーモアがベースにあります。生まれた時からずっと、です」とコメントしていた。

(文/麻生雅人)

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