「ブラジルフェスティバル2023」、7月15日(土)、16日(日)に代々木公園で開催

2023年 06月 5日
brasil festival churrasco

2023年7月15日(土)、16日(日)の2日間にわたり、東京・代々木公園イベント広場で「ブラジルフェスティバル2023/BRAZILIAN DAY TOKYO」(主催:在日ブラジル商工会議所)が開催される。

2006年にスタートしたブラジルフェスティバル(初年のみ明治公園で開催)は、今年で16回目を数える。例年は6月~7月に開催され“夏の風物詩”となっていたが、コロナ禍で2020年と2021年は開催が見送られ、2022年は11月に時期をずらして開催された。“夏のブラジルフェスティバル”は4年ぶりとなる。

国際親善を目的に開催されている同フェスティバルは、ブラジルの食や文化に触れあうことができる日本最大級のブラジル関連イベント。会場内には同国の名物料理や、トロピカルなファッションアイテム、雑貨を紹介する店が並ぶほか、ステージでは国内外のアーティストによるポップスや伝統芸能などのパフォーマンスが繰り広げられる。

ブラジル料理といえば、串刺し肉のグリル料理シュハスコ(シュラスコ)がおなじみだが、店舗営業形態のシュハスコレストランとことなり、豪快な炭火焼きで味わえるのは野外イベントである「ブラジルフェスティバルならではの楽しみのひとつ。

加えて、肉や豆の煮込み料理「フェイジョアーダ」、鶏肉のコロッケ「コシーニャ」、チーズやひき肉、椰子の新芽などが具に入っている揚げパイ「パステウ」、マンジョッカ(キャッサバ)芋のでんぷんから作られるタピオカ粉をクレープ状に焼いた「タピオカ」、ロールの中に中にミルクジャムなどが入っているブラジル版「チュロス」など、都内では食べる機会が少ないブラジルの郷土料理や軽食、スイーツを出す屋台も並ぶ。

そして、ブラジルフェスティバルのもうひとつの名物が、カイピリーニャやバチーダ(ココナッツミルク味からパッションフルーツ味まで)など、国民酒カシャッサをベースにした、さまざまなカクテル。毎年開催されている、会場内のカシャッサ・カクテルの人気投票「C1グランプリ」も開催される(※応募資格は20歳以上)。

メインステージでは日本でもおなじみのサンバ、ボサノヴァだけでなく、フォホー、セルタネージョなど幅広いブラジルの音楽が楽しめるほか、日本で活動するカポエィラの団体が集結して演武を披露するカポエィラ特設会場も、今年も設置される。

メインステージの出演はLeo Nakayama&BR38、ZENKYU、Pé na Cova, Rogério Kimita, Misto Quente, Luiz Alves, Taxi Saudade Bossa Nova, Yamada Tamaru, Banda Pífanos Tóquio, Forró Musume, Trio Carimbó, Diego Silva e Sonia Hayashi, Cantas Murata e Banda, Via Brasil e Marcos Hatano。

そしてスペシャルゲストとして、ブラジルからはセルタネージョ(ブラジル版カントリーミュージック)のデュオがTalis & Welintonが来日する。ブラジルフェスティバルのスペシャルゲストにセルタネージョのデュオが登場するのは今回が初めてとなる。

Talis & Welintonはミナスジェライス州出身で、結成12年目の人気デュオ。Taisはミナスジェライス州カウダス市の出身。Welintonは、サンパウロ州サン・ジョゼー・ドス・カンポス市生まれだが、ミナスジェライス州パライーゾポリス市育ち。Welintonも自分の故郷はミナスジェライスと語っているという。

DVD「Os Mineiros Estão Chegando」からのファーストシングル“Aí Desgramou”は、YouTubeの動画再生回数が6900万回を超えるヒットとなっている。

「ブラジルフェスティバル2023/BRAZILIAN DAY TOKYO」は7月15日(土)~16日(日)、両日ともに11時から19時、代々木公園にて開催される。入場は無料。

公式ホームページ: https://www.festivalbrasil.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/CCBJ.JP/

(文/麻生雅人)

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