スーパーフード、2017年秋冬もレッドフルーツがトレンド。カカオニブ、ファッロなども注目集める

第2位　進化系スピルリナ

スーパーフードとして、スーパーマーケットやコンビニでも存在感を示すようになったスピルリナやユーグレナ（ミドリムシとしても知られる。ユーグレナ藻類）。

スピルリナは藍藻類の一種で、30億年前に誕生した地球最古の生命体。アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維、不飽和脂肪酸など50種以上の栄養・健康成分を含み、理論上ではスピルリナだけ食べても生きていけるといわれている。

最近では、スピルリナから抽出した青色色素で、スピルリナ特有の成分である「フィコシアニン」を使った商品が続々登場して話題になっているとのこと。食品の着色料を人工着色料から天然色素へと切換える動きが広がる中、日本スーパーフード協会は、フィコシアニンはポリフェノールの一種なので、スイーツやドリンクをはじめとする幅広い用途に、健康的なスーパーフード系着色料として安心して使用できるとしている。

スピルリナと同様、藻類に属するユーグレナもまた、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類もの豊富な栄養素を持つという。ユーグレナを中心とした微細藻類に関する研究開発や販売などを行うユーグレナは、2016年10月に、微細藻類ユーグレナ（和名：ミドリムシ）の粉末の継続摂取により、血糖値上昇を抑制することを示唆する研究結果を確認したことを発表している。

スピルリナを手軽に摂取できる商品も増えている。

（写真・文／麻生雅人）
写真は「アサイー　スーパーグリーン」。スーパーフードの代表格であるアサイーに、スピルリナ、ヘンプシード、抹茶、大麦若葉という4種のグリーン素材をブレンドしたドリンク。砂糖、香料、着色料、保存料不使用使用