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ブラジル産クラフトジン「アマゾーニ」シリーズ、日本に本格初上陸

「スーパーマーケット・トレードショー2022」で披露されるブラジル産クラフトジン「アマゾーニ」(撮影/麻生雅人)

クラフトジンがブラジルで次々と誕生して注目を集めはじめたのは、およそ5年前のこと。以来、国内でさまざまなブランドが生まれているが、ブラジル初のクラフトジンで、国内のブームの先駆者「Amazzoni アマゾーニ」が、日本に上陸。2月16日(水)~18日(金)に幕張メッセで開催される「スーパーマーケット・トレードショー2022」で披露される。

「フォーブス」ブラジル版に掲載された2021年のインタビューでバーテンダーのハンス・シェルレル(G&T BAR)は「4年前は国産、輸入を合わせて国内のバーで飲めるジンは約30種ほどでした。現在は300種以上になっています」と語る。

多くは輸入されたジンだが、国産のジンも成長しているという。

「30ブランドの時代、その内国産ジンは3ブランドしかありませんでした。現在、国産ジンは50以上のブランドがあります」( ハンス・シェルレル )

ブラジルのクラフトジンは、ブラジルならではのご当地ボタニカルが使われてるだけでなく、国民酒であるサトウキビから造られる蒸留酒カシャッサの製造技術やインフラが使われている点などが特徴だ。中には、カシャッサと同様にベースの蒸留酒がサトウキビ由来のものもある。

アマゾンの植物オオオニバスの種子をはじめ、ブラジル産の11種のボタニカルが使われている「アマゾーニ」は2017年にリオデジャネイロで発売されるや、1年後の2018年には、国内の7つの州で流通していただけでなくイタリアへも輸出され、同年2月にロンドンで開催された「ワールド・ジン・アワード」では「ベスト・ワールド・クラフト・プロデューサー」賞を受賞したという。

国内では国が誇るお酒のひとつとして、ファザーノ・グループのレストランや、コパカバーナ・パレスやエミリアーノといった5つ星ホテルに置かれるまでになった。

現地メディア「カーザ・ヴォーグ」が「アマゾーニ」についてレポートしている。

「アマゾーニ」を世に送り出したのは、建築家のアルトゥーロ・イゾーラ、現代美術作家のアレシャンドリ・マザ、ミクソロジストのタット・ジオヴァノーニの3人組。

「アルトゥーロと私はジンが大好きだったので、家でさまざまなジンを味わい同好の士となりました。ある日、私は自分のオリジナル・ジンを作ってみてはどうだろうと思い、ジンについて深く知識を得ようと、探求をはじめました。そして、家庭用蒸留器と、インフュージョンを試すためのいくつかの植物を購入しました」(アレシャンドリ・マッツァ)

そして、この計画にもう一人、カギを握る最後の人物タット・ジオヴァノーニが加わった。

タットはアルゼンチンで、オリジナルのクラフトジン「プリンシペ・デ・ロス・アポストレス」(マテ茶、グレープフルーツ、ミント、ユーカリをインフュージョンに使用)をつくった経験者だった。

現在、このジンはリオデジャネイロ市郊外にある、歴史のあるサトウキビ農園にて製造されている。

「かつてサトウキビ農園だったこの古い施設は、私たちにとって完璧でした。必要な機材はそろっており、飲料に適した綺麗な水もありました。私たちは自分たちで蒸留器を設計して設置しました」(アルトゥーロ・イゾーラ)

「アマゾーニ」のベースは、穀物由来のアルコール。インフュージョンに使われているのは、基本アイテムのジュニパーベリーと、定番アイテムのシチリアレモンの皮、コリアンダー・シードと、ブラジル由来のボタニカル類。

「伝統的に使われるキュウリの代わりに、ブラジル北東部で親しまれているトゲトゲキュウリ(マシーシ)を使いました。カカオ、ブラジルナッツの油分はジンを飲みやすくします」(アルトゥーロ・イゾーラ)

その他のブラジル産のボタニカルでは、ピメンタホーザ(ピンクペッパー)、シポー・クラーヴォ(つるのように育つクローブ)、ゲッケイジュ、ブラジルミカン(ミシリッカ)の皮、オオオニバスの種子が使われている。

シポー・クラーヴォのつるの樹皮は、リオ郊外のイビチポッカなどでは伝統的にカシャッサに浸けてインフュージョンで使われているボタニカルだ。

また、このクラフトジンの製法には、クラフトカシャッサの製法が取り入れられ、蒸留が始まってから最初の初溜液(カベッサ)と最後に出てくる後溜液(カウダ)を除いた、コラサォンと呼ばれる飲用に適した部分だけが使われている。ただし「アマゾーニ」では、初溜液と後溜液は、一般的な量の約4倍が排除され、よりピュアなコラサォンだけで作られているという。

ボトルはリサイクルガラスから造ったオリジナル。ラベルも彼ら自身の手でデザインされている。

「アマゾーニ」のラインナップ(写真/divulgação)

2022年現在、「アマゾーニ」はプレーンタイプ(アルコール度42%)に加え、「リオネグロ」、「マニウアーラ」の計3種のフレイバーがラインナップされている。

プレーンタイプより蒸留時間を1時間半プラスした「アマゾーニ リオネグロ」(アルコール度52%)は、5尾の量のジェニパーベリー、シチリアレモンの皮、コリアンダー・シード、ゲッケイジュ、ブラジルミカン(ミシリッカ)の皮と、ブラジルナッツ、カカオ、サンショウモドキが使われている。

「アマゾーニ マニウアーラ」(アルコール度38%)は、プレーンタイプよりボタニカルを2種類(オオオニバスの花、レモングラス)を追加している。

3種類の「アマゾーニ」は、幕張メッセで開催される「スーパーマーケット・トレードショー2022」(http://www.smts.jp/jp/index.html)「FOODEX 2022」(https://www.jma.or.jp/foodex/)のブラジルパヴィリオンでカシャッサ・カウンシル・ジャパンが紹介する。

(文/カシャッサ麻生)

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