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数々のレコードジャケットでも知られる画家エリファス・アンドレアットが死去

エリファスが手掛けたレコードジャケットや雑誌表紙のイラスト(撮影/麻生雅人)

数々のレコードジャケットのイラストを手掛けたことでも知られるイラストレイター、画家のエリファス・アンドレアットが3月29日(火)未明、サンパウロでこの世を去った。76歳だった。現地メディア「TVグローボ」、「フォーリャ・ヂ・サンパウロ」などが伝えている。

エリファスは先週心臓発作を起こして入院していたという。他界の知らせはエリファスの弟で俳優のエリアス・アンドレアットがSNSを通じて、娘のラウラ・アンドレアットがTVグローボで公表した。

家族によると同日16時にエリファスはサンパウロ市東部のヴィラ・アウピーナ火葬場で荼毘に付されるとのこと。

エリファス・アンドレアットは、エリス・ヘジーナの「ルース・ダス・エストレーラス」、パウリーニョ・ダ・ヴィオーラの「ネルヴォーゾ・ヂ・アソ」、ヴィニシウス・ヂ・モライスの「アルカ・ヂ・ノエ」、シコ・ブアルキの「オペラ・ド・マランドロ」や「アウマナッキ」などMPB(ブラジルのニューミュージックやサンバ)で300以上のレコード・ジャケットを手掛けたことで知られている。

日本では長きに渡り、雑誌「ラティーナ」の表紙を手掛けた。

2016年には、ミナスジェライス州のクラフトカシャッサ「エスピリット・ヂ・ミナス」が発売したアートラベルシリーズで、アウデミール・マルチンス、クラウヂオ・トーズィ、イヴァウヂ・グラナート、ニウトン・メスキッタと共にラベルのデザインを手掛けた。エスピリット・ジ・ミナスのアートラベルシリーズは、ジェキチバとカルヴァーリョ(オーク)の樽で熟成したタイプだった。

エリファスがラベルのイラストを手掛けたカシャッサ、エスピリット・ヂ・ミナス(写真/divulgação

エリアス・アンドレアットは「一番上の兄エリファスは小さいころから彼の夢を落書きし続けて、私たちの運命を変えました。彼が手に触れたものはすべて、カラフルに彩られました。彼が感じた痛みまでもが微笑みに彩られるモチベーションでした。あなたのアートに感謝します」とSNSに綴った。

1946年、パラナ州ホランヂアに生まれたアンドレアットは1960年代にサンパウロに移住。独学で画法を確立して、風刺画やイラストを発表するようになった。1967年にアブリウ出版と契約して「マネキン」、「クラウヂア」、「クアトロ・ホーダス」、「プラカール」などの雑誌で活躍すると同時に、同社が主宰するレコードレーベルでもアートディレクターを担当した。

(文/カシャッサ麻生)

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