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南研子さんが熱帯雨林保護活動のため、30年に渡り集めてきた先住民族工芸品を展示販売

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「アマゾン先住民から南研子へ、深い絆と感謝のアート展」展示品(画像提供/ART Is.TOKYO GALLERY)

ART Is. TOKYO GALLERY(東京・代官山)では10月21日(金)より、「アマゾン先住民から南研子へ、深い絆と感謝のアート展」を開催する。10月21日(金)から12月11日(日)までの、金曜、土曜、日曜日の開催となる。

同展示会では、NPO法人 熱帯森林保護団体「Rainforest Foundation Japan」代表として33年に渡ってアマゾン地域に関わるさまざまな支援活動を行ってきた南研子氏が所有する、先住民族の工芸品の膨大なコレクションが展示販売される。

これらのコレクションは、先住民の工芸品の美術館をつくるために、先住民族との交流を通じて約30年に渡って南氏が集め、大切に保存してきたものだという。

しかし、コロナ禍で企業からの助成金や活動支援が打ち切られるなど、資金調達が困難になったため、販売されることになった。販売された収益は、アマゾン地域の熱帯雨林や先住民族の生活保護のための活動資金のために使われる。

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「アマゾン先住民から南研子へ、深い絆と感謝のアート展」展示品(画像提供/ART Is.TOKYO GALLERY)

展示販売される工芸品はすべて手作りのため、1点もので貴重な品ばかりだ。会期は3つのパートに分かれ、10月21日(金)から11月6日(日)までは木彫り、陶器などの立体アートを中心に、11月11日(金)から20日(日)までは絵画やストロー、刺繍などの壁掛けアートを中心に、11月25日(金)から12月11日(日)まではプリミティブアクセサリーを中心に展示販売される。

本展覧会の開催に向けて、南研子氏は以下のコメントを発表している。

「1989年5月にスティングが「アマゾンを守ろう」をスローガンに16カ国をツアーし、
その時同行していたアマゾンの長老ラオーニとの出会いで私のアマゾン支援が始まりました。

別れの握手をした時に、行ったこともないアマゾンの川、ヒョウの鳴き声、ジャングルの匂いをラオーニから感じ、この人は無我だから森の精霊や動物、植物、そしてインディオの人たちが森を守る使命を託したのでしょう。

現在ラオーニは100歳に手が届くくらいの年齢になっていますが、ブラジル先住民の象徴として海外にも招かれ、ノーベル平和賞候補に2度もなりました。

そして私はこの出会いから始まり、34回、2000日以上をジャングルで私はどうしたら森が守れるか? をインディオの人たちと暮らし考え、支援活動を続けてきました。

30年以上続けていても、改善されるどころか経済優先で森はドンドン壊され、ヒョウやアリクイたちも棲家を焼かれ死んでいくのを、耐えられない気持ちで見てきました。
それでも諦めたらおしまいだと思い、微力ながら支援活動を続けています。

多くの心優しい人たち、企業の助成金へのプロジェクト申請などの支援金で、現在は森を火から命懸けで守っているインディオ若者の「消防団事業」と野生種の蜂が生産する貴重な「養蜂事業」を助けています。

しかし、2020年から始まったコロナ禍で全てが大きく変わり、資金調達も難しくなってきた時、ART Is. TOKYO GALLERY ふくしまアヤさんとの不思議な出会いがありました。

私が個人的に集めたシングーインディオの人たちが作った工藝品の数々、メイナク族の椅子たち、その声に耳を傾けると「私たちが森を守るお手伝いをします」と言っているよう。

この気持ちを受け止めてくれたART Is. TOKYO GALLERYふくしまアヤさん、ミッキーさんとの出会いも偶然ではなかったのです。今回この工藝品の販売のチャンスを作って下さったアヤさんをはじめとする方々に森の神々、精霊と共に感謝します。シングーのジャングルで命を授かった工藝品を購入された方はアマゾンの森と心が繋がります。

お買い上げ頂いたお金はジャングルを火から守り、自然の恵みやヒョウやアリクイ、カピバラなどが絶滅せずに生きていける支援活動の資金や、現在ラオーニが心臓の
ペースメーカー手術をする必要性がでてきましたので、それに必要な経費等に大切に使わせて頂きます。

2021年の1年間で、アマゾンの熱帯林は13,225平方km(東京ドーム28万個分)消滅しました。この星の酸素を作っているアマゾンの森を守ることは、全ての生きとし
生けるものへの命を繋ぐことになります。ありがとうございます。

NPO法人 熱帯森林保護団体 代表 南研子」

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南研子氏(中央)(画像提供/ART Is.TOKYO GALLERY)

「アマゾン先住民から南研子へ、深い絆と感謝のアート展」
会期: 2022年10月21日(金)~ 12月11日(日) ※金土日のみ開催
①10月21、22、23、28、29、30、11月4、5、6日(木彫り、陶器などの立体アート中心)
②11月11、12、13、18、19、20日(絵画やストロー、刺繍などの壁掛けアート中心)
③11月25、26、27、12月2、3、4、9、10、11日(プリミティブアクセサリー中心)

開館時間:11:00~18:00
会場:ART Is. TOKYO GALLERY
東京都渋谷区代官山町3 – 13 #103
URL:www.art-is.net
Instagram:@art.is.art.is
※諸事情により内容が変更になる場合があるため、最新情報はInstagramでご確認を。

(文/麻生雅人)

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